【開催見解】第7回園田競馬後半（7/5～7/7）
先週、園田FCスプリントを制したのはマルトクスパート。3番手追走からゴール寸前でカッサイを交わし、2年前2着の雪辱を果たした。2着がそのカッサイ、昨年2着馬は今年もシルバーメダル、それでもさすがに大一番には強い、近走案外でもシッカリと仕上げてきた感。3着が逃げたマイアリエスでもう1頭の高知在籍馬カイロスは巧発を決めるも加速今イチで4着が精一杯だった。勝ったマルトクの上がり3Fタイムは34秒9、その他の馬も大体35秒台前半、こうなると差しタイプは34秒を割るタイムが必要、充実一途ハタノキセキが6着に甘んじたことも頷ける一戦だったかな。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜（5～7日）の3日間開催でこの度から3歳、古馬混合戦がスタートする。これまで下級クラスは3歳有利だったのだが、最近はどうもその通りに行かない。果たして今年は一体どうなるのか。
7日のその金ナイター、メインはB2級の1400m戦、2連勝中アネラノヘアは5カ月のブランク明けになるが、乗り込みは十分、大型馬でもポン使いの利く気性でもありいきなり勝ち負け必至か。ゴールドアスールは前走、届きそうにない位置から一気に伸びて来た。背１kg増になっても絶好調ぶりをアピールする。トップターゲット、アルファジェイドは共に転厩2走目、初戦はそれなりの脚を使えたし、追い出すタイミング次第だろう。キッカケを掴んだゴッドバローズ、イクシアあたりもそこまで大きな差はない。
6日はA2級の1400m戦がメイン。上位拮抗 ムードだが、連軸として最適はエイシンシャルル、以前は体調に問題があったが、今はもう問題なし。それを証明するのが、今回の中１週ローテ。こんな使い方ができるのは間違いなく体調がいいからだ。信頼したい。マイネルコンキスタは雨の鬼、しかも背には木村Ｊを配してきた、前進必至か。エイシンサブウェイの引き続きチャンス、前走初めてのA2級でコンマ2差3着なら上々だ。決め脚が生きる流れになれば黙っていないのがアルカナ、前走は幾分早仕掛けになった感。
5日はB1級の1400m戦がメイン。主役は転入初戦完勝エイシンファイヤー、着差以上に強い勝ち方だっただけに背57kgになってもまず問題なし。馬単、3連単1着固定での狙いが妥当か。連筆頭はサカダッシュ、前記、ファイヤー とは前走0秒8差。簡単に逆転可能な差ではないが、好位でシッカリ踏ん張れる点は強味。スーパーレインボーはこれまたファイヤーから0秒9差の4着だった。ただ幾らかハイペースの逃げになったことも事実、今少しペースを抑えての逃げになれば･･･。テイケイネクサス、フロムミートゥユーあたりはやや展開に左右される一面があるが･･･。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
