【開催見解】第9回園田競馬前半（7/26～7/28 重賞：兵庫サマークイーン賞）
現在、高知競馬武者修行中の中田Ｊ、日曜日の重賞トレノ賞は5番人気馬騎乗、昨年に続く連覇を狙ったものの1馬身届かずの2着だった。思い入れの強いレースだっただけに『滅茶苦茶悔しいです･･･』とラインメッセージが届いた。それでも前日に3勝固め勝ちをするなど、現在のムードはいい。果たして最終週となる今週（土、日曜）どこまでラストスパートが決まるのか、よさ恋ナイター高知も注目したいところだ。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜（26～28日）の3日間開催で注目は28日に行われる兵庫サマークイーン賞、昨年逃げるトーコーヴィーナスをゴール寸前で交わした高知ディアマルコが連覇を狙ってやってくる。春先はやや成績ダウンも2走前1着、前走2着と完全に復調傾向、今年もまたいい感じでの遠征となりそう。地方競馬4歳世代No.1牝馬だと確信するだけに、たとえ他場馬であっても大声援を送りたい。大井から参戦のプリンセスバユーは元兵庫県馬、3歳夏に大井へ転出、大成功を収めた馬だが、あのまま兵庫に残っていても恐らく名牝の仲間入りをしていたであろう。4年ぶりにその姿、走りを確認できることを嬉しく思う。この馬にもまた頑張っていただきたい。笠松アペリラルビーは5月ののじぎく賞優勝馬、その後も順調に力を付けるだけに2度目の園田コースで一層弾けるシーンあるかも。佐賀ドンプリムローズは前走エイシンアトロポスの2着、大きく離されたとはいえ堅実駆けには定評がある。迎え撃つ地元勢、期待はタガノトリオンフ。 前2走が案外も新春賞2着はここで完全復活を狙う。
27日はB2級の1400m戦がメイン、主役は馬体絞れて走りが良くなったアグネスハビット。前走内容からももう勝利は近い。アルファジェイドは前走アグネスから遅れること0秒2、しかし、こちらも確実にレース振りは良くなっている、しかも体調もアップ、コース3走目の慣れを見込めば逆転だって十分だろう。シリカは常に相手なりで崩れることなし。しかも前走があまりにも強すぎる内容だっただけに背１kg増になっても引き続きＶ候補だらおう。ミラクルナイトは久々の中１週ローテー、前走に続いて下原Ｊが手綱を握る点も不気味で。
26日はＪＲＡ500万級との交流、加古川特別。過去の交流戦2.3着のハタノキセキに期待だが、ＪＲＡ勢の中に は夏の降級利を生かしそうな馬が･･･。それが岩田Ｊ騎乗のトッコディルーチェ、多少乗り難しさはあるようだが、3歳春まではエリート路線に乗った馬、交流舞台なら復活シーン十分。プリティクイーンも降級、しかも同馬は2走前に今回と同じ園田交流で勝利を挙げた。鞍上も今回と同じ下原Ｊだっただけにあの再現も十分と見た。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
