【開催見解】第12回園田競馬後半（9/13～15）
2000勝以上騎手の祭典、第26回ゴールデンジョッキーカップを制したのは田中Ｊ、見事なまでの連覇達成だった。３鞍目で前走、前々走でコンビを組んだ馬に騎乗というツキもあったが、早めにレースを動かしてそのまま４馬身差を付けてのゴールだから完勝、他の２鞍もシッカとポイントを稼いだのだから技術＆頭脳プレイの賜物か。２位はベテラン的場Ｊ。２鞍目の直線盛り返しＶは見事すぎた。しかもこれが騎手養成所時代の同期、保利良師管理馬だったと言うのだから縁も勝利をアシストしたか。サテ来年はここへ南関東No１森泰斗Ｊも加わってくる。今から楽しみでならない。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜（13～15日）の３日間開催で期間中のメインは14日に行 われるＡ２級の1400メートル戦。前走圧勝チーフアセスメントは今週も好調教を決めただけに連勝濃厚と見て良さそう。エクストレミティーは連続3着、前走時の追い切りがそうだったように一瞬のスピードはある。大外枠が巧を奏すれば大逆転シーンがあっても。タガノスマイルは逃げてこそ持ち味が出るタイプか。ただ、前走は勝負どころで窮屈になるシーンがあったし、巻き返し必至。逃げるのはシーズアレインボー、うまくペースを落とせるようなら。園田２走目サンライズウェイはまず小回り対応がカギに。
15日はＢ２級の1400メートル戦がメイン。人気の中心は目下２連勝中マダムアルディか。逃げて良し、差して良し。馬体も充実一途、完全に鞍上の手の内にも入っている。カリテスグレースは前走そのアルディ の2着。なかなか進路が開かず苦しい競馬だったことを思えば立ち回りひとつでチャンスはありそう。ハヤブサタイザンも依然好調キープ、別にハナにも拘らなくていいだけに昇級戦でもそれなりにやれそう。ただ、ひとつ間違えば展開激化になることも予想されるだけに決め脚を秘める差し馬の台頭も考えていた方がいい。
13日はＪＲＡ500万級との交流、芦屋川特別がメイン。これまでの傾向からもＪＲＡ勢有利は動かないが、今回は地元勢も結構な実力馬が揃った。ナナヨンハーバーがその筆頭か。ペースが速くなればなるほど末脚は生きる、展開次第で大金星十分だろう。ブルーウィザードは３走前に現級勝ち。前日までの雨で恐らく馬場は重、得意な馬場を味方に川特別２勝目を狙う。エイシンヒマワリ は若干一本調子な面があるだけに他馬との兼ね合いがカギに。遠征馬の中では園田2,3着があるメイショウバンダイ、初ダートでも毎回小差のアイムウィッシングが上位形成か。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
