【開催見解】第15回園田競馬後半(10/24~26 重賞:兵庫若駒賞)

 26週に渡ったナイターが終わった。前年比から売り上げは上がったが、入場者はまたも下がった。大問題である。そんなナイター最終日に田中Jが通算3500勝をマークした。リーチをかけてから間髪入れずの達成は自他ともに気持ちのいいもの。このあとは兵庫生え抜きジョッキーNo.1木村J(現在休養中)の3650勝を目指すことになる。

 

 サテ今週から園田競馬は火、水、木曜を中心としたデイ競馬に移行する。そんなわけで24~26日までの3日間開催。

 期間中のメインは26日に行われる兵庫若駒賞。アゼツライト、セイヴァーベナの連勝が3でストップしたことで一層面白くなった。5頭ほどが横一線だが、最も展開が向きそうなのはフセノラン。アゼツを封じ込んだ前走が見事だったし、馬体 センスからも奥の深さを感じる。アゼツは前半やや折り合いを欠いた。しかも2度ほど外から押さえ込まれるシーンも。それだけに負けたとは言えまだ力差はない。ヴァーベナの前走は2番手に付けた勝ち馬が強すぎた。馬体は更に成長中、追い切りでも好時計を刻んだだけに改めての期待。イチノフリオーソは1戦のキャリアながらもそのスピードは相当、しかも鞍上には下原Jを起用、2戦目で重賞Vもあり得る。メイクアラッシュは渋とい二枚腰が武器、前走で距離にもメドは付いた。この5頭の争いと見る。

 

 24日はB1級の1400m戦がメイン。台風の影響で不良馬場は避けられない状態だけに狙いは先行馬。近走2・2・3着と安定するクールジャイロが自分のペースに持ち込めそう。エイシンシャルルは3カ月半のリフレッシュ放牧明け、その分もあって多少乗り込みは軽いが、気のいいタイプだけにポン使いは利く、条件的にもいきなり出番ありか。キザシは叩き2走目、前走10着ながらも勝負どころの反応は良かっただけに追い出すタイミングひとつで十分台頭。斤量定量に戻ったアグネスルコリエは間隔を開けてジックリ立て直したし、下原、大山Jに乗り替わるシリカ、セルバンテスも気になる。

 

 25日はA2級の1400m戦がメイン。中心は前走同条件圧勝のエイシンヒマワリ、斤量1kg増は4走前に楽々克服、まったく問題はないし、前走同様スンナリ2番手をキープできそう。次位争い筆頭は相手なり堅実なアダチヤマ、一時のことを思えば明らかに体調も上がってきたし、今ならどんな展開になっても十分こなしきる。トウケイアローも更に上昇ムード、脚質に幅が出つつあるだけにA2級でもそこまでの差はなさそう。サンライズウェイも6・5・3着と着順を上げる。ただ追い込み一手、どこで動くかがポイントに。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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