【開催見解】第16回園田競馬前半(10/31~11/2 重賞:兵庫ゴールドカップ)

 先週木曜日に行われた兵庫若駒賞は伏兵トゥリパの逃げ切りだった。吉村Jの気風のいいリードも目立ったが、初勝利がこの重賞というのだから立派立派。しかも同馬オーナーは今年1月まで調教師だった橋本忠氏、立場は変われど師弟でもぎ取った重賞だった。おめでとう、その分だと恐らく次走は兵庫ジュニアグランプリ、強豪相手でも頑張ってもらおう。2着はフセノラン、シッカリと伸びて来たが、なかなか2馬身の差は詰まらなかった。そして3着がアゼツライト、ジワジワ伸びているのだが、どうも瞬発力勝負になると分が悪いようで。それだけに次は1700m戦を予定とか。暮れのジュニアカップへ向け新たな出発となる。

 

 サテ今週の園田競馬は火、水、木曜(10/31~11/2)の3日間開催で期間中のメインは1日に行われる新設重賞兵庫ゴールドカップ。混戦ムードだが、人気の中心は前走2カ月半ぶりの一戦でも強い競馬をしたハタノキセキ。追い切りの動きも一段と良化だし、何よりも1230mの速い流れはピッタリ。実績No.1はランドクイーン、ただ若干の重め残し、当日までどこまで絞れているかがポイントに。ナナヨンハーバーは前走ハタノから3馬身離れての2着。あの差がどこまで詰まるかは微妙だが、この馬もまた1230mペースは合う。ナチュラリーもここへ来て一層調子を上げてきた。昨年の兵庫若駒賞馬、A2級の身ながらも潜在能力相当。バズーカは折り合いに難しさがあるだけに距離は短い方がいい。ただ、追い切りの動きが少し平凡になったのは誤算。他ではブルーウィザード、ドリームコンサートにも一発の怖さが。

 

 2日はA2級1870m戦が不成立となったためB1級の1400m戦がメイン。休み明け完勝ダイリンエンドに反動は見られない。昇級戦でも単なる通過点と見ていいだろう。トウケイファルコンも3着・2着と持ち直しムード、スーッと好位に付けられるようになった点も心強い。ドリームポリーニは半年強ぶりになるが、馬体は太め感なし。能検の感じからも初戦が狙い目か。スマイルプロバイドは前走が案外も状態はいい、流れひとつで反撃があっても…

 

 31日もメインはB1級の1400m戦。去勢明けをひと叩きされたマルカメテオがどこまでやるのか、最大のポイントはここだが、JRA500万級でもそこまで大きく負けていないのだから却って初戦が狙い目と見る。エイシンヴィーヴォは逃げれるかどうかで浮沈が決まりそう。内のトーホウハンターがどう出て行くのか、その対処次第に。前走のクインズハリジャンはやや流れに乗り切れない面があった。大型馬の2走目どこまで前進があるか。レスペートは4走前、田中Jに気合を入れられてから復調ムード。ここもひと脚に賭けて。オレハツライヨ、ツルオカハチマン、マケマケあたりにも穴ムードが漂う。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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