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【開催見解】第17回園田競馬後半(11/14~16)

 

 先週木曜日に行われた兵庫クイーンカップは1番人気タガノトリオンフの圧勝、見事に連覇を飾った。昨年2着だったのがトーコーヴィーナス、それから比べると今年は何ともメンバーに恵まれた感じがしたが、それでも一番人気の重圧を受けながらキッチリ勝つのは容易なことではない。仕上げた新子師、乗った下原J、共に立派である。ただ、トリオンフ自身にはレース後、不安が発生。検査の結果、種子骨骨折が判明したため長期の休養を余儀なくされることになった、箇所が箇所だけに楽観はできないが、もう一度、園田の馬場でその雄姿を見たい。何とか頑張って復活してくれ~。

 

 サテ今週の園田競馬は3日間開催に戻り火、水、木曜(14~16日)期間中のメインは木曜日の A1級1,700m戦。中心はマイタイザン、前走姫山菊花賞は一瞬横を向いたときにゲートが開き完全な出遅れ、それが最後まで響き本来の粘っこさを発揮できなかっただけ、頭数も少ない今回は巻き返し必至だ。ミッレミリアは菊花賞でも3着に来たし、前走は後続に4馬身の差を付けた圧勝。背57kgを克服した自信も大きいし、まだまだ強くなりそうな予感。メイショウヨウコウは2走前のような内回りの展開になれば威力倍増、少頭数なら付けたい位置に付けれそうで。ランドクイーンは叩き2走目、恐らく馬体は絞れているだろうし、ポイントは距離適性だけ。

 

 15日はA2級の1,400m戦がメイン。ナンとここに登場は昨年のダービー馬ノブタイザンに今年のダービー馬ブレイヴコール。2頭のダービー馬が初めて 顔を合わすことに。ただ、他にも有力馬はワンサカ。2連勝中エイシンキサナドゥは前走が着差以上の勝ち振りだったし、まだまだ伸びしろ十分。アダチヤマは追い切り、いつも以上に弾けたし、これからの時期も合う。常に上がり最速イルティモーネ、スタート五分ならトウケイアローの台頭も十分で。

 

 14日はB1級の1,230m戦がメイン。主役はタガノフォルトゥナ、前走先行馬が総崩れになるなか、この馬だけは2着に渋とく粘った、あの厳しい展開を凌いだのだから潜在能力は一番。タマモスズランも外枠馬の競りかけにあって前半が予想以上のオーバーペース、それでも0秒2差5着なら評価できるし、別にハナに拘る必要もないような・・・。前走のマルカメテオは幾分重め残し、その分で向正面の反応が悪 くなった感じ、絞れていれば一変しそう。ナリタマクリス、レギスといった伏兵陣も引き続き好調、展開ひとつで浮上してもおかしくない。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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