【開催見解】第18回園田競馬前半(11/21~23 重賞:兵庫ジュニアグランプリ[JpnII])

  先週のA2級を制したのは昨年のダービー馬ノブタイザン。道中は内々経済コース回りから直線うまく外へ切り替えて弾けた。まさに完璧な立ち回りだった。そしてA1級はマイタイザンが2番手から楽々の抜け出しを決め新井、杉浦の師弟には笑いが止まらぬ2日間となった。さてこのコンビ、今週もその勢いは継続されるのか。
 

 園田競馬は21~23日までの3日間。その初日(21日)にはダートグレード競走、第19回兵庫ジュニアグランプリ。年々JRA、地方他場との能力差が開く一方で今年はナンと先月行われた兵庫若駒賞の(1)(2)着馬が回避。敵前逃亡と言われても仕方がないぐらい地元勢は手薄なメンバーになった。まぁ多少、力のある馬がいても殆ど歯が立たないのだが…。今年の大本命は2戦2勝ハヤブサマカオー、2戦ともが大楽勝だし、前走に至ってはレコード駆け。もう能力が違いすぎるだろう。門別ソイカウボーイには川原J騎乗、日曜日に園田入厩した同馬、翌月曜日には川原Jを背に軽く馬場慣らし。コンパクトにまとまった体は小回り向きか。JRAアスターソードは1走毎に走りが良くなっている印象だし、岩田Jが乗るレナータは新馬Vが実に豪快。タガノアム、クラウンエンジニアもそれなりの力兼備だし、焦点はこれらの5頭の(2)着争い。
 

 22日はB2級の1400メートル戦がメイン。勝ち切れなくなったゼットガガだが、今週は3Fからの好時計を刻んだ、この調教通りなら久々にVシーンがありそう。サラダガールは前走が案外も内回りで脚をタメる競馬がベストだけに 今回は絶好枠、大幅見直し利くだろう。ニシノイーグルは重賞ウイナー、年とともに衰えは感じるが、ここまで条件が下がればいつ好走してもおかしくない。フロムミートゥユーも前走でキッカケを掴んだし、アイファーハート、モズミステイクも勝ち味には遅いとは言え相変わらず好調で。

 

 23日はB1級の1400メートル戦がメイン。転入初戦馬が数多くいるだけに一層難解ムードが漂うが、ひとまずの中心は前走(2)着クールジャイロ、気分次第の一面は拭い去れないものの前走ドリームポリーニ相手の(2)着は評価できる。スムーズに前付けなら大きく崩れることはない。ロータスガーデンは距離、相手に関係なく手堅い走り。前走はスローペースのなか(4)着、馬券外にはなったものの走りには目下の好調ぶりを感じた。カネトシバリアント、セカンドインパクトは前走重賞挑戦、適鞍に戻れば一変シーンあり得る。

 

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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