【開催見解】第21回園田競馬後半(12/29~31 重賞:園田ジュニアカップ)

 兵庫ゴールドトロフィーはJRAグレイスフルリープが2番手抜け出し。スピード、能力の違いをまざまざと見せ付けられてしまった。2着には地方の雄ラブバレット、後半シッカリ追い込んできたのだが、あの差はどこまで行っても縮まらず。3着サイタスリーレッド、4着レーザーバレットで地元馬最先着は5着エイシンヴァラーだった。今年もまたJRA馬に軍配が上がったこのレース、地方勢が勝利するのは一体いつ?
 サテ29~31日の3日間が今年ラストの園田開催。大晦日31日には恒例となった2歳重賞、園田ジュニアカップ。勝ち頭は4勝アゼツライトだが、上位伯仲戦であることに間違いはない。前哨戦1700メートルを制したのがそのアゼツ、2~3番手からの粘っこい走りは定 評があるし、バテない脚力は魅力。若駒賞優勝馬トゥリパは前走アゼツにゴール寸前で差されたもののテンの行き振りはこれまで以上だったし、距離にも十分メドはたった。決め脚勝負ならフセノラン、ミネオラチャンも黙っていないし、前走2着馬に10馬身差を付けて大楽勝のコーナスフロリダもV候補。インパクトを残した勝ち振りだっただけに恐らくこの馬が一番人気か。
 29日はJRA500万級との交流戦がメイン。本命はキタサンシーザー、数日前の中山に続いて園田でもまたキタサン祭りか。鞍上は交流戦に強い川原J。対抗には未勝利戦に勝ったばかりでもリガス、とにかく相手なりに堅実な走りだし、まず大きく崩れることはなさそう。もしこの2頭が激しく先行争いを演じるようだと浮上してくる のはアリエスジューゴー、エーアガイツ。いずれにせよ、ここもJRA馬優位は動くまい。
 30日はA1級の1400メートル戦がメイン。前走明らかに距離が長かったインディウム、中間は緩めぬことなくシッカリ攻め込んだ、巻き返し濃厚。ナチュラリーは兵庫ゴールドカップ2着。ベスト距離よりも1F長いが、地力強化は確実、まだまだ伸びしろも十分だ。ビッブリバティ、ベルサリエーレは前走ハナ差の叩き合い。ともに一段と上昇ムードを感じるし、背57キロも特に気にならない。穴っぽいのはアルカナ、背は52キロ、前走のように上がりひと脚に賭ければゴール前の大逆転十分。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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