【開催見解】第24回園田競馬後半(1/30~2/1)

 先週水~木曜日の馬場、内4頭目を境に完全に砂の色が変わっていた。まぁあそこまで内が深くなると断然有利は差しタイプ。いつもなら果敢と前付けする馬でもあぁなってしまうと幾らか躊躇、他馬の出方を見ながらのレースになってしまう。そこをうまく付いたのが水曜日の最終レース、ムッシュレノ騎乗の鴨宮J。普段の馬場なら3~4頭の激しいハナ争いになっていたはずだが、この日の傾向から楽々のハナ、深い内を避けての悠々の逃げ切りはまさしく頭脳プレイ。思えば前日の最終レースも人気薄馬で2番手抜け出しだったし、積極騎乗が冴えてきた感じ。兵庫県騎手No.1のイケ面、更なる飛躍を期待している。果たして今週はどんな馬場になっているのか、まず火曜日前半は この点を熟考、時間を費やした方が賢明かと…。

 

 その火曜日(30日)のメインはB1級の1400m戦。頭数は9頭、となると最も流れが向きそうなのはミスティーフリップ。連続[2]着も前々に取り付いた方がいいタイプ、今回こそはV絶好機だろう。オレハツライヨは目下[3][2]着、しかもレース内容は以前とは一変するだけに十分チャンス。3番手がスーパーノヴァ、太め残りだった前走はスタートも案外、今回はすべてに於いて前進が見込めそうで。フロムミートゥユーの前走は出遅れが影響、元々スタートは案外だが、前付けの展開になれば実に粘っこい、その形になれば一変しそう。

 

 31日はA2級の1400m戦がメイン。前走一番人気を裏切ったラミアカーサの巻き返しはあるのかどうか。ジックリ構えた2走前が 直線トンでもない脚を使っただけに今回は当時と同じスタイルで挑むというが…。ウインピアチェーレの前走はスタート後に両側から挟まれ窮屈になるシーン、スンナリ先行策が打てるようなら一変しそう。イルティモーネは今週も直線のひと脚に賭ける。奇しくもラミアとは同タイプ、展開さえ嵌ればこの2頭のマッチレースになるかも。エイシンヴィーヴォは鞍合いの下原Jに戻るし、絶好調ゼットガガはここに入っても決して見劣るとは思えない。

 

 1日はA1級の1400m戦がメイン。とは言え予備エントリー頭数は6頭のためレース順変更は確実。しかし、前走、笠松での重賞白銀争覇を射止めたインディウムが出てくる。更にはJRA芝重賞でも好走暦のあるエイシンスパルタンも。ムードとしてはこの 2頭の一騎打ち、ご期待下さい。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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