【開催見解】第25回園田競馬前半(2/6~2/9 重賞:園田ウインターカップ)

 先週木曜日のA1級を逃げ切ったのはエイシンスパルタン。えらく頭の高いフォームだったが、それでも過去に栗東トレセン坂路での追い切りでぶっちぎりの一番時計を出していたらしくそのスピードは圧巻。思うところ6~7分程度の仕上がりであの走りだから例え中6日で明日の園田ウインターカップに出たとしても人気集中、逃げ切り濃厚だっただろう。注目の次走は来月20日の高知黒船賞、まずは勝ち負け必至、問題は4頭の地方他場枠に選出されるかどうかだけ。まぁあの強さなら大丈夫だと思うが、その希望が叶わなかった場合には4月の大井東京スプリント⇒名古屋かきつばた記念を視野に調整される。またしても大物がやってきた園田競馬である。

 

 サテ今週は火曜日からの4日間開催(6~9日)でメインは8日に行われる園田ウインターカップ。昨年のトウケイタイガー級馬が不在でどの馬にもチャンスがありそうである。先月17日の前哨戦を制したのはナチュラリー、A1級に入ってからも[2][2][1]着だから安定感も十分。ポイントは定量戦のため前走から背2kg増となることぐらいか。ハタノキセキは前走そのナチュラリーから0秒2離されての[2]着、一見完敗に映るが、前方馬が邪魔になりスムーズさに欠いたことは事実、しかも今回は久々の56kgでの出走となる。同じくベルサリエーレ、ビッグリバティも久々の56kg、前者は大逃げが決まれば、後者は展開が縺れれば・・・の期待に。ダイリンエンド、ドリームポリーニには昇り馬的な魅力があるし、実績ならバズーカ、エイシンアトロポス、とにかく大混戦である。

 

 6日はB1B2級混合の1400m戦がメイン。9頭立てながらも何となく混戦ムード漂うが、ひとまず中心はルイカズマ。前走は時計が速くなった分で戸惑っただけ。攻め強化でもあり素早い反撃十分だろう。ワイドヴィンチェレは4カ月ぶりになるが、馬体は殆ど仕上がっている。ポン駆けも利くタイプで初戦から大きな狙い可能。コトブキファルコンも使いつつ良化中、川原Jも2度目の騎乗だし、前走以上の期待十分。クインズジャーニーも行き振りが良くなってきた。ソロソロ前残りを警戒してもいいか。

 

 7日はB2級の1400m戦がメイン。断然人気は安定走行のサーストンバッカ、多少勝ちみに遅い面はあるが、メンバー的にはもう負けられない。相手は常に粘っこい走りのエマーブル、前走[5]着も[2]着馬からは小差のテーオービックバン、嵌ったときには強烈な決め脚のハナズウェポン、マケマケあたり。

 

 9日はB1級の1400m戦がメイン。完璧な内容で2連勝中のプラトロッソ、安定駆けのカリテスグレースらが上位を形成しそう。前走で浮上のキッカケ掴んだシーズアレインボーも圏内だし、馬体さえ絞れていればぺリステライトあたりの粘り込みも十分。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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