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【開催見解】第27回園田競馬前半(2/27~3/1 重賞:六甲盃)

 日曜朝の厩舎取材、どこへ行ってもまず話題になるのは大山Jのこと。スウォナーレと共に遠征した土曜日のJRA阪神、残念ながらこのコンビは10着に終わったが、エキストラ騎乗した12番人気馬でのJRA初勝利は非常にインパクトが強かったようで彼はこの朝、何度『おめでとう』の言葉をかけられ、何度『ありがとう』と返したことか。多くの園田ファンが駆けつけたウイナーズサークル、記念の初勝利インタビューもシッカリと答えていたし、彼自身&園田競馬のいいアピールができた。多くの方の懐も温かくなったことだろう、当然私もそのうちのひとりである。このコンビ、次は11日のフィリーズレビューに遠征予定、彼には今回以上のエキストラ騎乗が舞い込むかも。ご期待 頂きたい。

 

サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(27、28、1日)の3日間開催で期間中のメインは1日に行われる六甲盃。重賞の常連サウスウインド、マイタイザン、エイシンニシパが不在となり断然人気は前走、佐賀記念4着のキクノソル、太め残りだった2走前の新春賞でも3着だから地力は一枚も二枚も上。距離延長も望むところ。エイシンホクトセイはその新春賞で2着、ソルにコンマ3差先着した。2番手から抜け出した前走も強かったし、更にデキは上昇ムード、自在に立ち回れる点も心強い。ノブタイザンは前走A1級で3着、追い込み一手だけに展開に左右される面はあるが、完全復調なった今なら伏兵以上の存在になってくる。アサクサセーラは前走が久々の勝利、だいぶ行き振りは戻っ てきたし、弾みが付けばポンポンと行くタイプで。唯一の遠征馬アサクサポイントは少しムラがあるものの潜在能力は高いし、初めてのコースでも侮れぬ存在に。他では決め脚のあるアルカナ、キングルアウ。

 

 28日はA2級の1700メートル戦がメイン、いずれも前走B1級勝ちだが、ビクトリーミノル、スーパーノヴァ、スターレーンは強烈な勝ち振りだった。中でもスーパーは直線1Fだけで先行集団をグイ呑み、あの脚は見事すぎた。逃げるスターをビクトリーが早めに捕まえに行ってスーパーが決め脚を生かす。上昇馬3頭の争いになるか。コパノハミルトンは先にA2級に入って2,4着、勝負どころでうまく立ち回れるようなら現級初Vも十分で。

 

 27日はB1級の1400メートル戦がメイン。好調馬が揃っただけに展 開ひとつでどの馬にもチャンスがありそう。中でも注目は前走オーバーペースでも僅差6着に粘ったモンドール、スピード上位は明らかだけに要は折り合いだけ。エイシンミキサーは自在性が武器。この中間もシッカリ乗ったし、追い切りも動いた。実に好調である。サーストンバッカは兵庫県転入後4着以下無しの堅実派、好調期間も長いし、ひとクラス上がっても十分太刀打ちしkそう。前走のプラトロッソは前を行く馬が後退したため完全に行き場をなくした。それだけに4着とい言えども悲観する内容ではなかった、反撃必至。

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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