【開催見解】第29回園田競馬後半（3/27～29）
この度の調教師試験に合格した木村Ｊの騎手引退、調教師転身セレモニーが今週木曜日（29日）８レース終了後に行われる。腰への負担を避け早々と減量をやめた彼、そのせいで今ではひと回りもふた回りもデッカイ体に。
果たしてセレモニーでは騎手服で出てくるのか、それともスーツ姿か。ともあれ騎手生活ラストのウイナーズサークル登壇だけに木村ファンの皆様、当日は大集合、大集結よろしくお願いします。
サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜（27～29日）３日間開催で期間中のメインは28日に行われるＡ１級の1,230メートル戦。人気は３連続（２）着のハタノキセキ。常に上がり最速をマークしながらも（２）着続きは不運としか言う他にないが、ここはもう何とかなってもよさそう。 追い切りでも前走時以上に気合を引き締めただけに…。逆転候補はインディウム、先月22日の一戦ではハタノの追撃を頭差抑えただけに十分ここもチャンスなんだが、背が当時よりは１キロプラスの57キロ。この点がどう影響するかだけ。転入初戦ジャコカッテはＪＲＡ1,200メートル戦で３勝、近走が案外とは言え決して衰えたとは思えないだけに敢えて初戦が狙い目か。サンライズマーチも1,230メートル戦なら浮上の余地十分で。
27日はＡ２級の1,400メートル戦がメイン。上位伯仲も反応良化、伸び良化のウインゴスペルが最もチャンスか。内枠対応だけがポイントか。ビナイーグルの前走は重め残し、しかも久々のダート戦だった。叩き２走目、おそらく馬体も絞れているだろうし、前進必至。ヨウチエンコースは前走（４）着、それでも前半 ロスがあったことを考えると決して力負けとは言えない。トウケイアローも前走見どころ、今回は乗り慣れた大山Ｊでもあり伏兵以上の存在になりそう。
29日はＪＲＡ500万級との交流、逆瀬川特別がメイン。傾向としてはＪＲＡ馬有利は動かしがたいが、今回は１月の交流戦（２）着に突っ込んだドリームポリーニ、同（３）着に伸びたエイシンミコノスがいる。共にシッカリ乗り込んで上々の仕上げ、ひと泡吹かすシーンも十分だろう。ただ、コスモセレクション、クラウンヴォルカンとＪＲＡ本場所でも人気を集めそうな馬、やはり最後はＪＲＡ勢の上位争いになるのか。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
