【開催見解】第3回園田競馬前半（5/2～4 重賞：兵庫チャンピオンシップ[JpnII]、兵庫大賞典）
今週３日間（２～４日）は遅ればせながらゴールデンウィーク開催、特に兵庫チャンピオンシップが行われる３日憲法記念日、兵庫大賞典が行われる４日みどりの日は大人から子供まで楽しめるイベント満載、場内は人、ひと、ヒトで賑わうことだろう。ただ、残念ながら耐震工事中のため現在、東側は閉鎖中、観戦するにも馬券を購入するにもスペースは限られてしまう。しかも時代の流れには逆らえず、キャッシュレス投票への移行が進むだけに現金窓口も減ってきた。こうなると気をつけて頂きたいのが、買い逃しである。とにかく早め早めのご投票をお願いしたい。
サテ３日は兵庫県競馬で最も高額賞金レース、兵庫チャンピオンシップ（1870m）しかし、ＪＲＡ遠征馬５頭枠になっ てからなかなか兵庫県馬は賞金にありつけない。今年もまたそんなムードが漂うのだが、６勝馬アゼツライトには意地を見せてもらいたいもの。スタミナはあるだけにあとは気分良くペースを掴めるかどうかだけ。スンナリ２番手キープは岩田Ｊ騎乗のテーオーエナジーだろう。前走も楽々の抜け出しだし、おそらく３角先頭の青写真か。ビッグスモーキーは４走前の京都1800mダートがレコード勝ち、前２走は芝を使われたが、切れるのはダートの方だ。メイショウヒサカタは３勝馬、長い距離を経験していない点は気になるが、センスは相当。キャベンディッシュは小回りとなって２走前のようなロングスパートが利くかどうか。
４日は兵庫大賞典（1870m）昨年の覇者サウスウインド不在は寂しいが、マイタ イザン、ノブタイザンが一層充実してきたことで見どころ満載のレースになることは間違いなさそう。しかし、一番人気に支持されるのは前走勝ちが強烈だったキクノソルだろう。最後までシッカリとした馬を前に置いた方が持ち味を引き出せるタイプ、それだけにマイタイザンだけをマークして進めば自ずとレースはしやすくなる。それでもマイも簡単には止まらない。逆に勝負どころでペースアップにかかれば追撃を許さないかも。エイシンホクトセイは新春賞[２]着馬、前走こそキクノソル相手に大きく離されたものの好位からのソツのないレース運びには一段と安定感が加わった。ノブタイザンはソルがどこでどう動くかによって浮沈が決まりそう。道中ロスの少ない経済コース回りから上がり２Ｆで弾けたい ところ。エイシンニシパも当然Ｖ候補、ただデータ上、40日以上間隔が開いたときは思ったほどの結果が出ていない。この点だけがポイントに。
２日はＡ２級の1870m戦がメイン。中心は前走スローペースになりながらも強烈な脚で捲り切ったビクトリーミノル。背57kgは何度も経験済みだし、距離延長も大きく後押ししそう。タガノスマイルはなかなか勝ち切れないものの前２走が好内容、おそらく２番手キープだろうから眺めは良くなる。ゼンノコリオリは転入２戦目、前走1230mから距離は延びるが、ジャンプ競走を経験だけにスタミナも十分。前進必至だろう。相手なりに動けるコパノハミルトンも圏内だし、勢い重視ならアリオンダンスも侮れない。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
