【開催見解】第5回園田競馬前半(5/30~6/1)
砂の入れ替えが行われた。スタンド前は全面でそれ以外のところは内から12メートル、つまり内半分だ。さぁこれで馬場傾向はどう変わるかだが、脚抜きが良くなるため先行馬も粘るケース多々。ひとまず今週3日間は馬場状況を確かめながらの馬券購入をお勧めする。
園田競馬は通常通りの水、木、金曜日(30~1日)までの3日間開催で期間中のメインは1日に行われるA1級の1230メートル戦。人気は前走の(1)(2)着、イルティモーネとハタノキセキか。ただ、今度は1230メートル戦、距離を考えると幾ら58キロを背負うことになろうともハタノ有利に動きそう。ナチュラリーは前2走が案外だが、それでもこの距離は3戦してオール連対、大きく見直せる。ジャコカッテも常に上位を窺う。背は据え置きの55キロ、 この点を生かせば一角崩し以上も十分。
31日はA2級の1230メートル戦がメイン。スタート冴えるムッシュレノの逃げ切りに期待だが、前走鮮やかなまでの差し切りだったワンダーヴァローレ、そのときの(3)着トウケイアローにもチャンス十分。特にトウケイは包まれて行き場をなくしていただけにスムーズに立ち回れば変わり身は大きいはず。ホクセツプリンスは道中経済コース回りが理想だが、決め脚勝負になれば十分やれる。他では追い切り好時計を叩き出したケイアイホクトセイ、好位ソツない走りのウォーターティアナら。
30日はB1級の1400メートル戦がメイン。前走好調教の効果がストレートに出たエイシンタルトゥは今週もそれなりに動いた。昇級戦でも即通用の力はあるだけに連勝濃厚。エイドローンも 強かった、あの内容なら背1キロ走になっても特に問題ないだろう。2強対決が濃厚。一角崩しがあるとすればスンナリ折り合いが付いたときのファインキャプテン。1角までの入りさえスムーズなら。そのあとがフェローニア、前走は幾らか重めが残ったか、外枠も歓迎だし、今少し絞れていれば。
(文:競馬キンキ 北防 敦)