【開催見解】第5回園田競馬後半(6/6~8 重賞:兵庫ダービー)
先週金曜日のナイターで下原Jが2日間の騎乗停止処分を食らってしまった。このため騎乗予定だった兵庫ダービー、フセノランは鴨宮Jにスイッチとなる。一体どの馬が勝つのやらサッパリ分からない今年のダービー、こうなると最終的には運、今のところ最も運があるのは内枠を引いたアゼツライトか。いずれにせよ見所満載の兵庫ダービーは7日16時ジャストにスタートする、お見逃しないように。
今週はこの兵庫ダービーがメインの園田競馬、通常通り水、木曜(6~7日)はデイ競馬、金曜日(8日)はナイターで行われる。とにかくどの馬も完璧に近い仕上がりを見せるダービー。中でも絶好の追い切りを見せたのは西脇勢ではクリノヒビキ、前哨戦を制したことで一層弾 みが付いた、どんな流れ、展開になってもストレートに力を出せる点がいい。園田勢では菊水賞馬アゼツライトの動きが目立った。雨馬場を避けたことで通常よりも間隔を開けての追い切りだったが、このときのスピードの乗り方が半端でなかった。逃げ可能なら二冠達成かも。フセノランは距離が課題もこれまた絶好の追い切り消化。レコパンハロウィーは牡馬顔負けの決め脚があるし、菊水賞以来となるコーナスフロリダも及第点以上の仕上げ。う~ん、とにかく難解だ!
6日はB1級の1400メートル戦がメイン。9頭少頭数とは言えここもまた難解。前走、前が詰まりながらながらも4着に来たエイシンフランキーを本命に推すが、距離が一気に短くなるだけに絶対視はできない。となると詰めは甘いもののベス トエビデンスにもチャンスは出てくるし、逃げるであろうウインヒューゲルも上位圏内。穴っぽいのは内でうまく脚を矯めれたときのナリタサウス。
8日はA1A2級混合の1400メートル戦がメイン。注目は何と言ってもエイシンスパルタン。黒船賞のあとは東京スプリントに遠征したため地元戦は2月以来だが、スピードの違いは明らかだけにここは楽々の逃げ切り濃厚だろう。焦点は次位争い、転入初戦ヨウライフクも上々の仕上げを見せるし、ラミアカーサ、ドリームコンサートの実力派も虎視眈々。
(文:競馬キンキ 北防 敦)