【開催見解】第13回園田競馬後半(9/26~28 重賞:姫山菊花賞)
先週の2重賞、リリコも強かったしセンペンバンカも強かった。特にセンペンは2週実施が延びたものの馬体ははち切れんばかりに仕上がっていたしライバルが早めに動こうとも最後までまったくリズムを崩さずの走り。ハナ差ではあったが、まさに着差以上に強い内容だった。鴨宮Jも念願の園田初重賞を決めたし、元ゴールデンジョッキーの有馬師にとっても嬉しい嬉しい初重賞だった。このあとは来月兵庫ゴールドカップから11月笠松グランプリを目指す予定、一層の奮起、頑張りに期待する。
サテ今週も園田競馬は通常通りの水、木、金曜(26~28日)の3日間開催でメインは28日に行われる第58回姫山菊花賞、遠征馬は金沢、笠松から1頭ずつだが、そこまでの怖さはない。摂津盃の(1)(2)着タガノヴェリテ、エイシンニシパが変わらず充実しているだけにアクシデントさえ起らない限り上位は動きそうにない。殆ど一騎打ちと言ってもいいだろう。サウスウインドは園田CCを叩いてここへ臨むつもりだったが、台風の影響でレース順延、予定していたひと叩きができなかった。調教、能検でどこまで仕上がったか。他では転入初戦圧勝だったタガノゴールド、相手なりの走りで崩れの少ないクイントゥープルあたり。
27日はB2級の1400m戦がメイン、本命はオニチャン、前2走とも好調ステップシュートとの一騎打ち、それから比べても今回は手薄なメンバーになっただけに殆ど確勝ムードだろう。エンジェルミディは前走太め残しだった。今回はいい枠が当たったし、絞れていれば当 然の巻き返し。逃げるのはヴァルディスーザ、昇級戦でも気後れすることはないだけにマイペースで行けるようなら面白い。フロムミートゥユーも近走見どころ十分、距離の長短も気にしないだけに引き続き連圏内か。
26日はJRA500万級との交流戦、芦屋川特別がメイン、上位を占めるのはJRA勢、中でも前走、園田での同条件戦圧勝のミヤラビランドが最有力か。ウインクルチェリーもJRA本場所V経験のある馬で実績重視ならこの2頭。ケンデスティニーか3走前に川崎での交流戦勝ちがある、小回りに不安はない。メイショウワカクサは前走2度目の園田遠征で(5)着、2番手にも付けただけにうまく先行力を生かせるようなら。
(文:競馬キンキ 北防 敦)