【開催見解】第15回園田競馬前半(10/17~19 重賞:兵庫若駒賞)

 先週の2歳新馬戦を制したのはローズキングダム産駒ビナゼウス、中団後ろからの差し切りは見事だった。管理する木村師(ついこないだまでのゴールデンジョッキー)にとってはこれが嬉しい嬉しい初勝利、7戦目での初勝利にホッとした様子だった。しかし、こうなると手が付けられなくなくなるのが現役時からの彼の特徴、翌日のC1級も好位からアッサリ差し切り、アッと言う間に両目が開いた。今週は4頭がスタンバイ、果たして更に勝利数は伸びるのか、ご注目頂きたい。

 

 サテ今週も園田競馬は通常通りの水、木、金曜(17~19日)の3日間開催。期間中のメインは18日に行われる兵庫若駒賞。デビューから無敗は2連勝が何れも逃げ切りのフセノピュアに新馬勝ち後ソエで ひと息入ったアリアナティー。タイプは違うが、2頭ともなかなかの勝ち振りだった。しかもピュアは鞍上に名古屋の名手、岡部Jを配して必勝を期してきたし、アリアナは9月末の能検自主参加で初距離にも対応済み。更には前走、園田プリンセスカップを実に豪快に差し切ったリリコに逃げ差し自在のテツ、上位を争うのはこの4頭か。ともあれまだまだ経験の浅い2歳馬、うまく流れに乗ったものが最先着の可能性大。これまでのレースを見る限りではリリコかも・・・。

 

 17日はA2級の1700m戦がメイン。中心はキーアシスト。転入後2.3着も今回は初めての中2週、間隔を詰めて使える点は実に大きな強調材料。外枠も却って流れに乗りやすい。逆転候補筆頭はサハラファイター、前走は早めに先頭に立ちす ぎた分、伏兵馬の餌食になっただけ、力的には上位だけに折り合いひとつと言っていいだろう。前走気分のいい逃げで久々勝利を決めたのはアグネスルコリエ、元々の力を考えても昇級戦は問題ない、ペース次第か。自己条件に戻ってキルタンサスの反撃、決め脚秘めるレコパンハロウィーも警戒したい。

 

 19日はA1級の1870m戦がメイン。12月の園田金盃を狙ってマイタイザンが始動する。5月以来も乗り込みは十分、マイペースに落としての逃げ切り狙いだ。タガノスマイルも2カ月半の休み明け、初めてのA1単体戦でどこまでやれるかだが、レースのうまさは目立つ、少頭数になったこともプラスに働きそう。アリオンダンスは前走、笠松遠征でアワヤ大仕事、地力強化は確実だし、田中J騎乗予定も魅力 。他ではジワジワ復調ムードのミッレミリア、相手なりに動くエイシンミキサー。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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