【開催見解】第18回園田競馬後半(11/27~29 重賞:兵庫ジュニアグランプリ[JpnII])
来月27、28日のヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド出場を目指した石堂Jだったが、東日本ブロックから4騎手の参戦が決まったため夢は来年以降に持ち越しとなった。従い兵庫県からは長谷部Jひとりだけとなった、彼には石堂Jの分まで頑張ってもらおう。サテ今週の園田競馬は通常通り火、水、木曜(27~29日)の3日間開催でメインは28日に行われる第20回兵庫ジュニアグランプリ(1400m)記念すべき20回目、今年こそ地元勢の奮起、発奮を見たかったのだが、賞金上位、戦績上位馬が続々と回避で残った4頭はというと1勝馬に未勝利馬。これでは話にならない。今年も馬場を貸すだけで終わりそうである。上位はJRA勢、中でもデルマルーヴルは2連勝中、力強いフ ットワークも目立つし、何といっても鞍上がCルメール、昨年のハヤブサマカオーに続いての連覇狙いとなる。オルトグラフは負けなしの2戦2勝。どんな流れにも対応できそうなレース巧者、まだまだ奥がありそう。デンバーテソーロは前走スタート後手を踏んでもシッカリ伸びてきた、直前の地方馬場経験も大きい。門別リンゾウチャネルも1走毎に力を付ける。3勝はメンバー中最多、小回り向きの先行力は魅力。どうやらこの4頭の中から勝ち馬は出そう、4頭ボックスの馬券でOKのような気がするが…。
27日はA2級の1700m戦がメイン。中心は転入後(3)(2)(1)着と確実に調子を上げるエスポワールパレス、JRA時ジャンプ競走を経験していただけにスタミナも十分だし、今回も早めの抜け出しを図る。 ペプチドホープは初距離がどうかも前走の勝ち振りなら十分通用する。スリーピーアイは前走の負け方が若干気になるも3走前には現級勝ち、状態はいいだけに改めての狙い。スクワールは外枠を引いたことで買い材料十分、しかも追い切りも動いている。一発の期待は3歳馬アゼツライト、馬体は相当良くなった、逃げがベストだが、2番手でうまく折り合いが付けば…。
29日はA1級の1230m戦がメイン。兵庫ゴールドカップを制したナチュラリーがスタンバイ。暮れの兵庫ゴールドトロフィーへ向け一層弾みを付けたい。ブレイヴコールは前記兵庫GC(2)着馬、当時ナチュラリーとの差は0秒5、ただ今回はブレイヴ54kgに対し、向こうは57kg、3kg差があれば逆転可能か。ヨウライフクもハナを主張できる ようなら局面は変わるし、初陣アールプロセスはJRA5勝の実績、不気味だ。
(文:競馬キンキ 北防 敦)
