【開催見解】第20回園田競馬後半(12/18~20)

 園田金盃を制したのは堂々のファン投票1位に輝いたマイタイザンだった。抜群のスタートを決めてからはうまくペースを落として終始、自身で流れを作った。直線に向いてエイシンニシパ、キクノソルが迫っても二枚腰でまた引き離したのだからまさに王者の走り。新春賞、兵庫大賞典に続き今年3つ目の重賞制覇、これで年度代表馬にグンと近づいた。ひとまずこのあとは年明け新春賞連覇を目指すが、あくまでもハンデ次第。回避の場合は梅見月杯か佐賀記念、他場遠征も視野に。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(18~20日)3日間開催で期間中のメインは19日に行われるA2級の1230m戦。中心は現級1230m戦に限っては過去(1)(2)着のウインゴスペル、前走は勝った 馬のペースになった分で差し切れなかっただけ、あの感じからも良化は明らかで主役の座は近い。エイシンヒートは叩き3走目で激変した、赤岡Jに気合を注入された効果もあろうし、ここは逆転筆頭。タガノグロリオーサはJRA時、短距離戦で好走してきた。前走は距離が長く若干掛かり気味、折り合いひとつで大変身ありそう。シンバイッタイは初めての1230m戦がポイントになりそうだが、確かな寄せはここに入っても通用しそう。

 

 20日はB1級の1400m戦がメイン。絶対的な本命馬はいないものの前走の走りならひとまずエイシンイヒラニが一歩リードか。昇級戦になるものの時計的には十分足りる。パルナッソスは前走(1)着同着、なかなかの勝負強さだったが、今回は背1kg増、あの走りをどこまで信 用できるか、少し微妙かも。ロータスガーデンも近走安定、これまでよりは対戦相手も弱化しただけに久々Vシーンがあっても…。エンジェルミディはいい感じに体が絞れてきた、内枠でも当たれば大駆け十分か。

 

 18日はB1級の1700m戦がメイン。馬体がスッキリして一段と決め脚増したイスズゴールドの中心は動くまい。次位争い筆頭はラピッドハーバー、前走は流れが向かず、勝ち馬の独走を許しただけ、距離的にも1700mは合う。カリテスグレースは勝負所で一瞬置かれてしまうために今回敢えての距離延長、向きそうな感じはするが…。クリノチョモラーリ、モンドリュミエールは渋化馬場を生かして前残り狙い。

 

 

 (文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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