【開催見解】第23回園田競馬(1/15~18 重賞:園田クイーンセレクション)
年末年始の変則開催が終了、今週からは通常通りの火、水、木曜を中心とした開催に戻る。ただ、今週はそこへ金曜を加えた4日間(15~18日)となる。16日には今年初めてとなるJRA交流戦、17日には同じく今年初めての交流重賞、園田クイーンセレクションが行われる、ご期待ください。
15日はA1級の1230m戦がメイン。前走ブレイヴコールとの競り合いが大きく影響、3着に沈んでしまったのはナチュラリー。それでも相手が大きく後退したことを考えれば、よく踏ん張った方だし、あんな無茶な展開にさえならなければ逃げ切り十分。ハタノキセキは斤量+-6kgが響いて前を行く馬を捕らえ切れなかっただけ、今度は慣れた57kgだし、距離短縮も後押ししそう。休み明け鮮やかに差し切ったインディウム、この中間も元気いっぱい、反動はなさそうだし、前走からの背1kg増でも当然上位争える。三つ巴が濃厚か。
16日はJRA交流夢前川特別がメイン。上位はJRA勢、マルクデラポムは4カ月ぶりがどうかもこれまでの戦績だけなら一歩も2歩もリード、太め感さえなければ・・・。ジャスパーエイトは未勝利戦に勝った直後、金沢交流戦でも2着、十分メドの付く内容だったし、走りからも小回りは合う。モンファロンは初ダート、しかも距離も大幅短縮、ここらがポイントになりそうだが、鞍上は園田を知り尽くした岩田、一変しても何ひとつ不思議でない。
17日はブロック間交流重賞、園田クイーンセレクション。中心は昨暮れの園田ジュニアカップ2着リリコ、後半の追い上げは確実だし、馬体も500kgに手が届くぐらいに成長、まだまだ良くなる要素いっぱい。アリアナティーの前走は実に圧巻だった。上がり38秒台の脚でひとまくり、今なら決め脚はリリコ以上かも。どんな流れ、展開にも対応できるピースタップ、イケノオテンチャンも圏内だし、アヴニールレーヴ、フセノピュアのハナ争いも見ものになりそう。
18日はA2級の1230m戦がメイン、人気は休養明け快勝したヨウチエンコース、使い込むと却って良くないタイプ、今回あたりまでが最も力を出せるときか。タガノグロリオーサは短い距離の方が合う、前走5着でも粘っこさは存分に発揮したし、叩き3走目、ソロソロ奮起か。エイシンヒートはなかなか勝ち切れないものの能力的な見劣りはない、前半うまく脚を矯めれるようなら。ウインゴスペル、スターレーンは相手なりに走れるタイプ、まず大崩れすることはないだろう。
(文:競馬キンキ 北防 敦)