【開催見解】第26回園田競馬前半(2/11~14 重賞:園田ウインターカップ)

折角の月曜祝日(11日)開催だというのにJRA東京の代替と重なってしまった。雪の影響、自然現象には逆らえないわけだが、何もこの日に限ってそんなことが起こらなくてもいいだろう。JRAネット発売も消えてしまったし、園田本場の入場者も半減だろう。地方競馬にとっては痛い祝日開催になってしまった。

 

園田競馬、今週は月~木曜(11~14日)までの4日間開催。期間中のメインは14日に行われる園田ウインターカップ、1230m戦のステップレースを制したのはナチュラリー、マイペースに落として楽々の逃げ切り、まだまだ余裕たっぷりだったが、だが、今回は1400m戦、他馬も早めに動くだろうし、前走のように行くかどうか。ハタノキセキはこのときの2着馬、スローペースになったことでやや掛かり気味、その分でナチュラリーから0秒9差も決して悲観する内容ではなかった。デキは申し分なく、初タイトルを狙えてもいい。9日の1400m戦に勝ったのはイルティモーネ、ただ、展開が向いた感も大きかっただけにここに入ってどこまでやれるか。ラミアカーサは結構外を回っての2着、同馬もまた展開の助けが必要な感じはするが…。3着がショウサンルヴィア、3番手キープが一杯だったが、先行勢で渋とく踏ん張ったのはこの馬だけ、折り合いもスムーズに付くようになったし、伏兵中の伏兵になりそう。4着がタガノカピート、A1の見えない壁にはね返されてしまったが、競走センスは疑わない。今度は気負いなく戦える分、却って良くなるかも。23日の1400m戦はリッパーザウィンの完勝だった。とにかくレースはうまい。どんな形になってもフルパワーを出せる点は強味だ。キクノステラは昨暮れ、兵庫ゴールドトロフィー3着、あのメンバーでこの成績は値打ちがある。鞍上は当時同様、岡部J、これは何よりも心強い。

 

13日はA2級の1400m戦がメイン、前走、転厩初戦アッサリ逃げ切ったメイプルキングは一層調子を上げる。背1kg増になってもそれほどの心配はない。前走のタガノモーサンは距離が敗因だろう。シッカリ鍛え直しての今回1400m戦、反撃必至だ。安定駆けはウインベントゥーラ、向正面確実に脚は使えるし、今の馬場も向く。スターレーン、アグネスルコリエも目下好調、上位争いを面白くさせそう。

 

12日はB1級の1400m戦がメイン、中心は目下2連勝中ヴェルジェーズ、まったくもって余力を残した勝ち方、引き続き体調はいいだけにここも勢いで突破か。アンリキャトルはブリンカー着用で臨むとか、距離も変えての仕切り直し、能力的にも即反撃十分だろう。園田2走目となるのはメイショウナガマサにセラファン、特にメイショウは前走スタート案外だっただけに巧発を決めて前に行けるようだと一変かも。

 

11日はB1級の1230m戦がメイン、前走2着アポストルには今週も馬場向きそう。園田初勝利は近い。ボンホープは逆に今の馬場がどうかだが、馬体充実期に入ってきたことは間違いない、ペース次第で。確実に寄ってくるマコトパパヴェロ、ヴィランドリーへ。

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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