【開催見解】第19回園田競馬前半(11/19~21)
先週木曜日行われた楠賞は門別リンゾウチャネルの強さ、怪物ぶりだけが目立った一戦だった。勝ちパターンに嵌ったジンギを馬なり、いとも簡単に交わし切るのだからその能力は計り知れないものがある。単勝も1.0倍元返し、久しぶりに ここまで強い馬を見せてもらった。このあとは南関東に籍を移すとのことだが、何れまた兵庫県に姿を現してほしいもの。直近では来月の兵庫ゴールドトロフィーなんて如何ですかねェ。
サテ今週園田競馬は火、水、木曜の3日間開催で期間中のメインは20日に行われるA1級の1400m戦。中心は3連勝中のエイシンデジタル、どんな流れ、展開になってもストレートに能力を発揮するレース巧者。57キロだけがポイントになろうが、信頼度は大。初陣ブラゾンドゥリスは一昨年の高知・黒船賞の勝ち馬、まだ7歳、急激に力が落ちたとの思えないだけにいきなり勝ち負け濃厚だろう。ナリタミニスターは前走デジタルに完敗も超安定走行は絶対的な強味、こちらは兵庫県で57キロも経験済み、そこらをうまく生かせば。他にもスピードが売りのセセリ、前走休養明けも3着好走したエイシンミコノス等、一発長打を秘める馬多々。
19日はA2級の1700m戦がメイン。当面は前走[2][3][4]着エイシンテースティ、プリンシパルスター、エイシンホクトセイの争いか。安定感でテースティが一歩リードという感じだが、前走のように楽にハナ、うまくペースを掴めばスターの逃げ切りもあるし、ホクトセイには久々に主戦の吉村Jが乗ってくる。インで脚をタメれば逆転も十分。ここへ割って入ってくるのは追い切り動いたフィールドシャルム。
21日はB1級の1400m戦がメイン。連勝狙いは前走圧勝カリブメーカー、アッサリ抜け出したあの勝ち振りからも能力は相当。ウインレーベンは小差勝ちだったものの勝負根性は目立った、逆転候補筆頭。位置取りが後ろ過ぎたハニーロコガールも上がりはメンバー中、最速だから決め脚なら見劣ることはない。叩き2走目チェリーベアハート、4カ月ぶりながらも好仕上げを誇るヴェルジェーズも圏内だろう。
(文:競馬キンキ 北防 敦)