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【開催見解】第5回水沢競馬(8/24~9/2)

【開催見解】第5回水沢競馬(8/24~9/2)

 平成25年度の第5回水沢競馬は8月24日から前半3日間、8月31日から後半3日間の計6日間開催される。

 この開催のメインイベントは6日目(2日)に行われる、3歳以上牝馬による地方全国交流競走・重賞『グランダムジャパン2013古馬シーズン第5戦・第39回ビューチフル・ドリーマーカップ』ダート1900m。フルゲート=12頭に対して登録馬は15頭。
 他地区からの登録馬は8騎。まず注目したいのは7月23日に行われたGDJ古馬シーズン第3戦・ノースクイーンカップ(門別1800m)の上位3騎が揃ってエントリーしてきた北海道勢。
 ノースクイーンカップ2着のショウリダバンザイはこの競走3年連続の挑戦。2年連続1番人気に支持されながら、一昨年はマチカネオイカゼ、昨年はサクラサクラサクラと、同じ北海道所属馬に敗れての連続2着。今年こそは…と力が入るところだが、今回も最大のライバルは北海道勢になりそうな雰囲気。
 クラキンコは5月30日の星雲賞、前走のノースクイーンカップと2戦連続ショウリダバンザイに先着中。岩手には初遠征となるが、もともと3歳時代に道営3冠を達成。牡馬相手に多数のタイトルを獲得している実力馬だけに、ショウリダバンザイの夢を打ち砕くとすればこの馬が一番手か?
 昨年はサクラサクラサクラでこの競走を制した田中淳司厩舎が送り込むシャイニングサヤカも侮れない。ここまで中央0勝→兵庫2勝→中央0勝→道営0勝という6歳馬。目立つキャリアではないが、前走のノースクイーンカップではハイラップで先行しながら、クラキンコ、ショウリダバンザイという実力馬2頭を相手にアタマ+ハナ差の3着と踏ん張っており、小回り水沢コースが舞台では、このタイプは決して侮れない。
 2年連続ワンツーフィニッシュの記録から、まずは北海道勢を取り上げたが、実績なら船橋のアスカリーブルも負けてはいない。昨年は南関東の牝馬クラシック・東京プリンセス賞を楽勝すると、中央馬相手に関東オークス(Jpn2)、牡馬相手の黒潮盃、戸塚記念と重賞4連勝をマーク。近況は6月19日、重賞・京成盃グランドマイラーズ(船橋1600m)で牡馬オープン馬を相手に3着と健闘。7月25日にはGDJ古馬シーズン第4戦・兵庫サマークイーン賞(園田1700m)に遠征し、2着と及第点の走り。この馬から狙う手も十二分にある。
 高知のアドマイヤインディはその兵庫サマークイーン賞で7着。その前のGDJ古馬シーズン第1戦・読売レディス杯(金沢1500m)では4着と近況はもうひとつピリッとしないが、12~3月にはクイーン賞(Jpn3)3着、TCK女王盃(Jpn3)4着、エンプレス杯(Jpn2)7着、マリーンカップ(Jpn3)6着と牝馬限定のダートグレード戦線で中央馬相手に差のない競馬を見せてきた実力派。地方馬限定の戦いなら一発長打があってもなんら不思議ではない。
 笠松のトウホクビジンは過去この競走3、4着。デビュー地・岩手への遠征では絆カップ、シアンモア記念と牡馬相手の重賞を2勝しており、こちらも中央馬不在のレースでは無視できない存在となる。
 地元勢ではミキノウインクが大将格。3歳で挑んだ昨年は5着までだったが、トライアル・フェアリーカップを9馬身差で楽勝すると、前走のA級一組戦では1秒9差の大差勝ち。この時の2着馬はマーキュリーカップ(Jpn3)で2年連続で地方最先着を果たした実力馬・トーホクキングだけに、まさに驚異的な強さだった。今年の遠征馬は例年以上に強力だが、前走の強さが再び見られれば久々に地元馬の優勝も考えられる。
 他では重賞2連勝中とメキメキと力をつけてきたコウギョウデジタル。そのコウギョウデジタルを休養前には問題にしなかったブリリアントロビン。イキのいい3歳馬2騎の走りに注目したい。

(文:エイカン 内山達明)

岩手 エイカン

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