【岩手】[重賞]第42回あやめ賞（Ｍ３）みどころ
平成29年3月31日
岩手県競馬組合
重賞 第42回あやめ賞(M3) みどころ
～ 平成29年4月2日(日) 水沢競馬場 17時10分発走 ～
スプリングカップに続く重賞第二弾は３歳牝馬「第42回あやめ賞」。全国交流・留守杯日高賞トライアルの枠順が確定しました！
牝馬同士なら自慢のスピードが冴え渡る。快速派ニードアフレンドは8枠11番
2歳交流・プリンセスカップ２着。シャープな末脚が武器メドゥシアナは4枠4番
北海道・岩手交流・知床賞優勝。プリンセスＣでも3着確保ダンストンレガーメは7枠9番
パワーを要求されるダートは大歓迎。相手強化は成長力で突破セカンドネイチャーは1枠1番!!
開幕週の岩手競馬は3歳重賞2連発。2日(日)は3歳牝馬による重賞「第42回あやめ賞」（M3 水沢1,400m）。
このレースの1着馬から3着馬に“GRANDAME-JAPAN2017” 3歳シーズン「第17回留守杯日高賞」（4月23日水沢1,600m）への優先出走権が与えられます。
ニードアフレンドは激戦区・北海道デビュー。6月上旬時点で早々と2勝をマークして岩手へトレード。移籍2戦目を7馬身差で逃げ切り、周囲の度肝を抜きました。
ところが、以降は激しい気性が災い。レースに集中できず凡走を繰り返していましたが、ようやく解消ムードが出てきたのは終盤2戦。2歳A級戦を1着にまとめ、金杯で3着確保してシーズンを終了。
今季初戦の奥州弥生賞でも強豪牡馬を相手に4着。最後まで集中力を切らさなかったのが最大の収穫となりました。
今回は牝馬同士なら相手有利は明らか。逃げたい馬が大外11番になったのは若干不安ですが、天性のスピードを駆使し重賞制覇に王手をかけました。
メドゥシアナはデビュー2戦目の芝重賞・若鮎賞を優勝。見事な追い込みを披露しました。ダートに替わっても2戦2着。特に牝馬交流・プリンセスカップでの末脚が光りました。
金杯はスローにも泣いて5着。展開に左右される面がつきまといますが、ペース速くなれば一気突き抜ける実力を持っています。
ダンストンレガーメは北海道2勝。盛岡で行われた北海道、岩手交流・知床賞を快勝しました。そのまま岩手へ残り、プリンセスカップ3着でしたが、メドゥシアナとの差はわずか0秒1。評価ダウンにはなりません。
先週までの水沢はパワーの要求される馬場。小柄な牝馬には厳しい印象でしたが、中間の雨で軽くなればアッサリあっても不思議はありません。
同じことがダズンフラワーにも言えます。昨年の２歳新馬勝ち第一号で芝交流・ジュニアグランプリを優勝。続いてJRA・福島2歳ステークスにも挑戦し、6着に善戦しました。
ダート戦は8、5着と対応が課題ですが、時計速くなれば上位争いに持ち込めます。
セカンドネイチャーも軽視できません。北海道4戦0勝から転入3戦目を快勝。一度3着をはさんで目下2連勝中。今後の伸びしろを十分うかがわせました。重賞初挑戦ですが、成長力が見ものです。
以上が有力馬ですが、牝馬は調子の波が激しいため波乱の要素も秘めていますし、特にこの時期はなおさら。当日の気配をしっかりとチェックしたいところです。
留守杯日高賞トライアル「第42回あやめ賞」の発走は2日、17時10分。3歳牝馬による華麗な戦いをご堪能ください。
昨年優勝馬 ディックカントウ号
