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【開催見解】第3回水沢競馬(6/10~6/19 重賞:岩手ダービーダイヤモンドカップ、みちのく大賞典)

 平成29年度の第3回水沢競馬は6月10日から前半3日間、6月17日から後半3日間の計6日間開催される。

 

 初日(10日)のメインレースは古馬B1クラスによる特別競走『ねむの木賞』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は14頭。

 岩手12戦12勝、数字だけでなく勝ちっぷりも素晴らしいチェリーピッカーの登録があり、出てくれば断然の主役となるが、ここはローテーション的に回避の可能性も十分。そうなると主役は岩手9戦8勝(1着失格1回)と実質無敗のヴィグラスムーヴになる。相手は実績馬・オメガブレイン、トーホウパルサー、スパンコールが近走内容もいいだけに順当戦となりそうな予感。

 

 2日目(11日)のメインレースは3歳馬による重賞競走『第37回岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』ダート2000m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。

 この世代のナンバーワン・ベンテンコゾウは北斗盃に続いて北海優駿も快勝。この後は7月27日の王冠賞で「道営3冠」に挑むことになる。地元での出走は夏以降になりそう。

 ということで、今年の春の総決算レースはスプリングカップの覇者・サンエイリシャール、やまびこ賞の覇者・キングジャガーがナンバー2の座を争うことになりそうだが、全馬初距離の2000mを舞台に伏兵馬も揃った。

 ダンストンレガーメはあやめ賞→日高賞と春の牝馬2冠を達成。初芝の前走=はまなす賞は基準外であり、ダートで牡馬の一線級と戦うのは久々。成長を見せたい局面。

 そのはまなす賞を転入緒戦でいきなり制したソーディスイズラヴは今度はダート。こちらも400kgを割り込む小柄な牝馬だけに、適性面は少々心配。

 むしろ前記馬に続いてここが南関東から転入緒戦となるウォーホーク、ハドソンホーネットの牡馬2騎がいきなり怖い存在になるかもしれない。

 

 後半週の最注目レースは5日目(18日)に行われる、3歳以上オープン馬による岩手競馬伝統の重賞競走『第45回みちのく大賞典』ダート2000m。フルゲート=12頭に対して登録馬は14頭。

 主役は南関東から復帰2戦目、ここを目標に青写真通りにきた4歳馬・エンパイアペガサス。復帰戦となったトライアル・あすなろ賞(盛岡ダ1800m)はスローで逃げたアントニオピサにクビ差と予想以上の抵抗に遭ったが、3着のスズカセクレターボとは10馬身と千切れ、まずは合格点の内容。

 相手はそのアントニオピサが有力視されるが、ここにきてシアンモア記念を含む3連勝と波に乗るのが牝馬のユッコ。ただし、こちらは6月22日の牝馬重賞・ヒダカソウカップ(門別ダ1600m)にも登録があり、現時点では両睨みの模様。回避なら、ブラックサンダー、プリムラブルガリス、コミュニティ、ミラクルフラワーと続く。

 なお、この競走の1着馬には7月17日に行われる重賞『マーキュリーカップ(JpnIII)』への優先出走権が与えられる。

 

 

(文:エイカン 内山達明)

 

岩手 エイカン

 

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