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【開催見解】第4回水沢競馬(6/24~7/3 重賞:ウイナーカップ、栗駒賞)

平成29年度の第4回水沢競馬は6月24日から前半3日間、7月1日から後半3日間の計6日間開催される。

 初日(24日)のメインレースは古馬B2クラスによる特別競走 『ジューンカップ』 ダート2,000m。フルゲート=12頭に対して登録馬は14頭。
 近況のレース振りが目を引くのは連勝中のテンエイヒーローとリオサリナス、セカンドユウゼンの3騎だが、舞台は条件クラスでは数少ない2,000mの長丁場。長い距離への適性がありそうなのはトウショウマナーズとシーセクション。さらには水沢コースの実績厚いディープチル、マックスキュアも圏内と目され、激戦となる可能性も十分。

 2日目(25日)のメインレースは3歳馬による重賞競走 『第41回ウイナーカップ』 ダート1,400m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。
 道営3冠に王手をかけているベンテンコゾウ、前開催の岩手ダービー・ダイヤモンドカップで勝ち負けを演じたキングジャガー、ハドソンホーネット、そして牝馬ナンバーワン・ダンストンレガーメの登録はなし。となれば、実績では重賞3勝馬・サンエイリシャールが断然の存在となる。今回はトップハンデの57キロを背負うことになるが、この程度ならこなせるものと判断。
 相手は水沢1,400mの奥州弥生賞でベンテンコゾウの2着があるオールザベスト。続くのは芝のサファイア賞を制したブラックロード、日高賞2着の実力牝馬・グラマシー、同3着のメドゥシアナといったところだが、短距離のオープン戦を連勝してきたアムネシア、中央1勝馬でここが移籍緒戦となるコスモポラリスも不気味な存在となりそう。

 後半週。4日目(1日)のメインレースは古馬C1クラスによる特別競走 『ジュライカップ』 ダート1,300m。フルゲート=10頭に対して登録馬は10頭。
6月18日に今回とまったく同条件の短距離特設(水沢1,300m)が行われ、そこから8頭がエントリー。したがって、そこで後続を引き離して一騎打ちを演じたコパノチャールズとオレノカッチーによる首位争いになることはほぼ間違いなさそうだ。
前哨戦は2着・オレノカッチーと3着・スタチューの着差は8馬身。この差は決定的と思われ、伏兵馬を探すなら別路線組。となるとベストは芝ながら、元中央オープン馬・インプレスウィナーしかなさそうなムード。

 5日目(2日)のメインレースは3歳以上オープン馬による重賞競走 『第29回栗駒賞』 ダート1,400m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。
 岩手が誇る全国区のスプリンター・ラブバレットが久々に地元戦にエントリーしてきた。3歳馬および条件馬の登録がなかった今回は実質定量戦。よって負ける要素はほぼない。昨年と同様にここから岩鷲賞を経由して8月15日の大目標・クラスターカップ(Jpn3)へ向かうことになるだろう。
 相手は昨年の2着馬・エーシンシャラクが最有力。9歳馬だが前走の早池峰スーパースプリントを快勝と衰えは感じさせない。また、同じく9歳馬で岩手に来て3戦を消化したスズカセクレターボは中央時代にこの距離で2勝、1,400mの欅ステークス3着もあり、この距離への適性は十分にありそうだ。
 他ではダートも十分にこなしているプリムラブルガリス、このぐらいの距離で斬れ味を発揮するイーグルカザン、あまり使ったことのない距離でどうかだが地力高いアントニオピサもマークは欠かせない。
 なお、この競走の1着馬には7月16日に行われる重賞『岩鷲賞』への優先出走権が与えられる。 

 

(文:エイカン 内山達明)

 

岩手 エイカン

 

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