【開催見解】第9回盛岡競馬(10/14~10/23 重賞:若駒賞、OROターフスプリント、不来方賞)

  平成29年度の第9回盛岡競馬は10月14日から前半3日間、10月21日から後半3日間の計6日間開催される。

 初日(14日)のメインレースは古馬B2クラスによる特別競走『オクトーバーカップ』芝1,600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。
 秋の盛岡シリーズで芝を中心にローテーションを組む馬たちが揃ったが、近況はいずれも1000m戦ばかり。前開催のB2特別・もみじ賞(芝1,000m)も走路状態の悪化でダート変更となっており、今回の芝のツーターン戦で参考にはなりそうもない。マイルということならコスモロングソード、ラブミーリル、コスモディライト、さらにはマキシマイザーといったところが上位視されるところだが、ダート1,600mの移籍緒戦を快勝したピンギットは今年5月の京都芝1,600mの未勝利で2着の記録。単候補は5指に余る激戦と言えそうだ。

 2日目(15日)のメインレースは2歳馬による重賞競走『第37回若駒賞』ダート1,600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は14頭。
 ここまでのダート路線をリードするのは3連勝中のブレシアイル。デビューから5戦4勝。すべてのレースで先手をとり、敗れたのは芝の若鮎賞のみ。今回と同条件の前走・2歳A級戦(盛岡ダ1,600m)はスタートで躓きながら押し切ったものであり、現状では完成度で最右翼の存在。
 続くのはサンエイエンジェル。こちらは5戦未勝利だが、芝の若鮎賞以外はオール2着。8月のJRA認定競走、9月のビギナーズカップ、そして前開催の2歳A級戦はいずれも前記・ブレシアイルの2着で、ここ2走は0秒1差の好勝負。こちらは戦法に幅があるのが強み。逆転があっても驚けない。
 別路線組では9月16日のJRA認定競走(盛岡ダ1,400m)を制したミズサンゼウス、同2着・サンエイプリンス、同3着・ドリームシイ。道営からの移籍緒戦を10馬身差で圧勝したムーンドライヴ、さらにはここが道営からの移籍緒戦となるニッポンダエモンはNo1ベンテンコゾウの全弟という良血。新星誕生の可能性も十分にありそうだ。
 なお、この競走の1~3着馬には11月12日に行われる重賞『南部駒賞』への優先出走権が与えられる。

 後半週。4日目(21日)のメインレースは3歳以上オープン馬による地方全国交流競走・重賞『第7回OROターフスプリント』芝1,000m。フルゲート14頭に対して登録馬は16頭。
 他地区からの登録馬は5頭。中でも最注目は道営からエントリーしてきたサクラゴスペル。1,000mの出走歴はないが、中央時代は芝の1400~1600mで9勝。東京芝1,400mの京王杯スプリングカップ(G2)、そして中山芝1,200mのオーシャンステークス(G3)を2度制覇。2013年の高松宮記念(G1)4着、安田記念(G1)5着、そして2015年にはスプリンターズステークス(G1)でストレイトガールの2着、香港遠征まで果たした一流馬だ。道営では移籍緒戦のA1戦(門別ダ1,200m)を勝っており、9歳馬ながらまだまだやれそうな雰囲気。
 同じく道営のエイシンヒートは昨年の優駿スプリント(大井1,200m)を制している4歳馬。その後も6月の北海道スプリントカップ(Jpn3)8着など、一貫して短距離路線を歩んできた。芝は今回が初めてとなるが、適性があるようなら怖い存在になるかもしれない。
 浦和のジョーオリオンは中央時代に芝の1,400mで3勝をマークしている8歳馬。3走前に川崎の準重賞で地方初勝利を記録。芝適性は確かなだけに、1,000mの忙しい競馬に対応できるようなら侮れない。
 なかなか強力な遠征勢だが、今回の地元馬にはコウセンがいる。前開催のトライアル・ハーベストカップ(盛岡芝1,000m)は圧倒的な加速力で6馬身差の楽勝。なかなか破れないでいたカツヤマリュウホーのレコードタイムを21年ぶりに更新。しかも「重馬場」でマークしたのだから恐れ入る。この路線のスター誕生なるか。
 続くのはスタートダッシュ抜群のスティルプリンス、昨年のこの競走5着のウインミラージュ、移籍緒戦のOROターフ特別(盛岡芝1,000m)を快勝したサチノリーダースあたり。

 5日目(22日)のメインレースは3歳馬による重賞競走『第49回不来方(こずかた)賞』 ダート2,000m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。
 ビッグレース・ダービーグランプリへの出走権がかかった岩手競馬伝統のレースだが、今年はベンテンコゾウの復帰戦としても注目が集まる一戦。
 そのベンテンコゾウは4月の北斗盃(門別1,600m)、6月の北海優駿(門別2,000m)を快勝し、道営3冠に王手をかけたが、7月の王冠賞(門別1,800m)は差のある3着と完敗。長期間に渡って調子を維持することの難しさを改めて感じさせる結果となった。岩手のレースに出走するのは3月の奥州弥生賞以来。強敵が待ち受けるダービーグランプリへ向けてスッキリ勝ちたい局面だが、3度に渡って遥々門別まで遠征したダメージは計り知れない。休み明けの今回ばかりは絶対視するのは危険かもしれない。
 キングジャガーはやまびこ賞→ダイヤモンドカップ→イーハトーブマイルと上半期のタイトルを総ナメ。「ベンテンコゾウがいないから…」と揶揄されないためにも、ここはベンテンコゾウに一泡吹かせたいところだろう。ともに岩手デビュー馬だが、注目の初対決となる。
 他にも牝馬2冠のダンストンレガーメ、5月のはまなす賞(盛岡芝1,600m)を制したソーディスイズラヴ、7月のオパールカップ(盛岡芝1,700m)を制したブラックロードなど役者が揃ったが、ここで注目したいのは中央未勝利組。中央時代に中~長距離を使われてきたワイルドソング、ゼルビーノが不気味な存在になりそう。
 なお、この競走の1~3着馬には11月19日に行われる重賞『ダービーグランプリ』への優先出走権が与えられる。


(文:エイカン 内山達明)

 

岩手 エイカン

 

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