【岩手】第44回 金杯(M2)みどころ
平成29年12月31日
岩手県競馬組合
重賞 第44回 金杯(M2)みどころ
~~ 平成30年1月2日(火) 水沢競馬場 15時15分発走 ~~
2歳クラシック最終決戦「第44回金杯」の枠順が確定しました!
トライアル・寒菊賞を完勝。女傑サイレントエクセルの血が開花チャイヤプーンは4枠4番
前回圧勝で寒菊賞2着のうっ憤をはらしたサウスヴィグラス産駒スターギアは2枠2番
北海道から転入後1勝、寒菊賞3着。水沢マイル2度経験済みスターキヨミツは3枠3番
短期放牧で気分リフレッシュ。地元同士ならスピード生かせるブレシアイルは5枠5番
正月1月2日(火)、水沢1,600mを舞台に行われる
2歳三冠目「第44回金杯」(M2)の枠順が確定しました。
昨年優勝馬オールザベスト号
チャイヤプーンは北海道3戦2勝の成績から転入。
初戦の知床賞は3着に終わりましたが、2戦目の金杯トライアル・寒菊賞を完勝。地力の高さを誇示しました。
母サイレントエクセルは現役時代、ダービーグランプリ(当時・GI)3着のほか、岩手牝馬二冠など重賞6勝。牡馬と互角以上の戦いを演じてきた強豪牝馬。チャイヤプーンはその血を受け継いでデビュー5戦目で重賞タイトルを獲得しました。
今シーズンの2歳戦線は混戦ムードでしたが、終盤に大物チャイヤプーンが頭角。馬格、血統、スケールとも申し分なく、飛躍を予感させるに十分。
重賞2連勝を飾り、来期のクラシック戦線の主役も張れるか。その意味でも金杯は注目の一戦になりそうです。
スターギアもチャイヤプーンと同様、北海道からトレード。転入初戦を1秒4差で圧勝し、衝撃の岩手デビューを飾りました。
2戦目・プリンセスカップは北海道勢が上位3着までを独占しましたが、地元最先着4着。続く寒菊賞でも2着を確保し、相手が甘くなった前走を1秒5差で圧勝。自慢のスピードが冴え渡っています。
寒菊賞はチャイヤプーンに完敗でしたが、完成度の高さで逆転をもくろみます。
スターキヨミツは北海道1勝から転入。距離経験が門別1000mのみでしたが、初戦の水沢1600m戦で豪快なまくりを決めて快勝。8番人気の低評価を覆し、周囲を驚かせました。
前走・寒菊賞は直線伸び切れず3着でしたが、移籍初戦のように前半は貯める競馬に徹し、強烈な末脚を披露する可能性も十分。流れがはまれば一気台頭まで。
ブレシアイルは芝1000m・新馬戦を快勝。2戦目・若鮎賞は8着に沈みましたが、ダートに替わって圧巻の3連勝。重賞・ビギナーズカップでも見事な逃げ切りを決めました。
知床賞、南部駒賞とも着外でしたが、北海道勢が強力すぎて仕方なしの結果。南部駒賞後は短期放牧に出て気分リフレッシュに専念しました。
今回は地元同士の戦いに戻り、自慢のスピードを生かせるはず。マイペースに持ち込めば反撃に転じて不思議はありません。
リュウノムーンは南部駒賞で岩手最先着。以降2戦は足踏みですが、アドマイヤムーン産駒は時に大駆けを秘めるタイプが多く軽視できない存在です。
正月を祝う明け3歳重賞「第44回金杯」の発走は2日、15時15分。明日の岩手を背負っていくホープたちの激突にご注目下さい。