【開催見解】第12回水沢競馬(3/23~31)
平成30年度の第12回水沢競馬は3月23日から前半3日間、3月30日から後半2日間の計5日間開催される。
※3月23日(土)は楽天競馬での水沢競馬の発売はいたしません。
2日目(24日)のメインレースは第11競走に予定されている、古馬B1級一組による一般競走『奥州商工会議所賞』ダート1800m。フルゲート=10頭に対して登録馬は15頭。
主役候補はパッショノン。昨秋、南関東から移籍してくると圧倒的な内容で4連勝。B2→B1と条件的には予断を許さないが、まだお釣りがありそう。
相手はプリンスダム、ヴェリイブライト、アドマイヤイバマら距離にも自信のある元A級ランクの古豪陣。実績的にアイアムヒラケゴマ、エイシンニトロ、メイショウパーシーあたりも侮れない存在。
3日目(25日)のメインレースは第11競走に予定されている、古馬A級二組による『春分特別』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は16頭。
単候補はセンティグレード、ヒドゥンブレイドの2頭。前者は移籍初戦の前走でA級一組勝ち。後者もタイトル戦以外では崩れないA級上位戦の安定勢力であり、ともに昨シーズンより与しやすい相手関係となっている。伏兵は門別から転じて岩手では5戦5勝のサクセスストーリー。時計のかかる水沢コースを得意とするハイパーチャージあたり。後半週。
4日目(30日)のメインレースは第11競走に予定されている、古馬A級一組による『桃花特別』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は17頭。
ここには冬場、南関東に籍を置いていたエンパイアペガサスの登録がある。使ってくればもちろん断然の存在だが、果たして?回避なら事態は一気に混迷。力をつけてきたワイルドソング、サインズストームが主力級とみたが、すんなり先行ならマーブルフラッシュ、さらには長期休養明けのキングジャガー、南関東からの新鋭・パーフェクトデイなども上位争いに加わってきそう。
5日目(31日)のメインレースは第11競走に予定されている、古馬オープンクラスによる『スプリント特別』ダート1400m。フルゲート=12頭に対して登録馬は12頭。
断然の実績を誇るのはタイセイファントム、メイショウオセアンの2騎だが、昨季後半は人気に応えられないレースが続き、ここは踏ん張りどころとなる。年齢的に伸びしろがある5歳馬・スカイロックゲート、4歳馬・ミスティカルから入る手も十分。
伏兵陣も多士済々の顔ぶれ。確かな実績を持つシャドウパーティー、ランウェイワルツの一発、すんなり先行ならスペクトル、フォルスも粘り込んできそう。
(文:エイカン 内山達明)