【開催見解】第10回金沢競馬後半(8/11・13)

2013年8月10日

今年度第10回の金沢競馬は前半週が終了。残すは8月11日(日)、13日(火)の2日間。

 11日(日)のメイン(最終12R)は「沖波大漁祭り特別」(A1・1500m)
 1番 ジャングルスマイル 吉原寛人
 2番 ナムラプラトーン 畑中信司
 3番 ターンベリー 堀場裕充
 4番 シュヴァルツシルト 松戸政也
 5番 ラストノート 田知弘久
 次回が「金沢競馬場移転40周年記念」(1700m)、次々回が「イヌワシ賞」(地方全国交流・2000m)とオープン重賞が続く関係や暑さの影響もあって、残念ながら5頭立てに。力関係でも差を感じる顔ぶれとなってしまった印象。
 一線級の中ではジャングルスマイルがここに登場。決して向く距離とは言えないが、今季も先着を許しているのはナムラダイキチとタートルベイだけ。暑さによる気配の下降も見られず、追い切りもしっかりと。負けられない一戦だ。
 ナムラプラトーンはサミットストーンやジャングルスマイルを追いかける形で失速しており、一線級相手となると壁を感じる内容になっているが、デキが悪いわけではないし、引き続き力を出し切れる短距離。ジャングルスマイル以外には負けられないだろう。
 ターンベリーは揉まれない競馬がベストだけに6着に敗れた前走より戦いやすい頭数・相手関係だが、暑さのせいか上がり目は見込めない攻め内容。同じ1500mの前々走3着が2着ナムラプラトーンから1秒2差と完敗の内容だけに、3着候補の筆頭といった評価。
 後方待機策から届かないレースが続いているラストノートも決してデキは悪くないはず。距離不足だが、折り合いと捌きに苦労しない条件になったことで、3着浮上の可能性。

 13日(火)のメイン(11R予定)は「西海祭り特別」(A2・1400m)
 ハクサンアース、マーベラスキング、トキワノマツカゼ、マンドリーカ、クロスデジタル、エタニティ、ウーシエンダー、ヤマチョウサン、デミチンタ(転入)、ヒカルルーキー、ホワイトジュエルが出走予定(登録のあったセイカアレグロは回避予定)。
 1400mがプラスに出そうな馬が少ない印象で、評価の難しい一戦だが、前回と前々回の最先着馬を馬券の中心とすべきか。
 休養明けの前回1700m2着で岩手オープン活躍などの地力を示したトキワノマツカゼは更に前進があってもいい。脚長の体型で良績が1600m以上で多いこともあり、決して距離短縮は歓迎と言えぬが、行きっぷり自体はいい馬で置かれることはなさそう。何より相手関係は今回の方が楽になっている。
 ハクサンアースは前回こそ離された5着に終わったが、前々回1500mでは最先着の2着。気性的に難しい面はあるようだが、見た目にデキ自体は良さそう。好位で流れに乗る競馬なら変わり身は必至。
 マーベラスキングは勝負所で動けない面が現状のネックだが、A2なら力上位は間違いない。落ち着いた流れに変わることで4角まで先団をキープなら前進可能。
 前回A3の2着ホワイトジュエルは不器用な面こそあるが、短い距離で厳しい流れなら台頭の傾向。前々回A2も4着。大きな差はない。
 距離不足は間違いないヒカルルーキーと転入馬デミチンタだが、力的には上位。流れ次第では台頭。
 変わり身ならエタニティ。前回は約2ヵ月ぶりで軽目の調整。まだ万全の気配とは言えぬが、仕上がり途上をひと叩きした格好で後退はなし。本来の先行策なら。


(文:競馬カナザワ 大井明洋)


    

 

             

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