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【開催見解】第18回金沢競馬後半(11/30・12/2)

2014年11月29日

 2014年度・第18回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、11月30日(日)・12月2日(火)の2日間。

 30日(日)のメイン(最終10R)は「テレビ金沢杯 重賞 第17回金沢ヤングチャンピオン」(2歳・JRA認定・1,700m・1着賞金300万円・プリサイスエンド賞)

 金沢プリンセスカップ、兼六園ジュニアカップ、と行われた2歳重賞の最終決戦。第6回までは正月に行われていたが、2004年の第7回以降から12月頃に実施され、この重賞が金沢競馬の2歳王者決定戦。なお、2011年からは転入馬の出走も可能となった。

 現在の時期に施行されて以降の優勝馬・勝ちタイムは

  2004第 7回 メジャービクトリー(牝・9番人気)…米倉知 不良・1分55秒6

  2005第 8回 センパツトモ(牝・1番人気)…中川雅之 不良・1分51秒5

  2006第 9回 マツノショウマ(牡・4番人気)…桑野等 不良・1分54秒0

  2007第10回 ソルトバイオ(牡・5番人気)…畑中信司 不良・1分53秒6

  2008第11回 キヌガサダイヤ(牝・7番人気)…堀場裕充 不良・1分53秒5

  2009第12回 ファインスター(牝・2番人気)…鬼束亮 重・1分50秒9

  2010第13回 ザハヤテオー(牡・2番人気)…吉原寛人 不良・1分53秒1

  2011第14回 ジュウワンブライト(牝・1番人気)…吉原寛人 重・1分51秒2

  2012第15回 ミカワジェイド(牡・7番人気)…吉田晃浩 不良・1分52秒5

  2013第16回 イグレシアス(牝・1番人気)…吉原寛人 不良・1分51秒0

 牡馬・牝馬の有利不利はない。圧倒的な人気を集めた馬は期待通りに好時計で勝っているが、混戦の年ほど波乱の結果が多い。3連単導入の2003年以降、11回中6回が万馬券決着で、2004年が317,770円、2007年が212,240円、2008年が2,189,870円と大荒れも多々。成長途上で適性の定まっていない2歳馬が初の1,700mに挑んだことも関係しているだろう。

 今年の出走馬は

   1番 ワールドウェーブ 桑野等

   2番 アロマベール 平瀬城久

   3番 エキシビジョン 吉田晃浩

   4番 エムザックサンダー 吉原寛人

   5番 ビシャモンテン 池田敦

   6番 ハッピールミエール 畑中信司

   7番 イヴシャンテマリー 藤田弘治

   8番 ファーストユウゼン 岡村卓弥

   9番 ベルノトライ 尾島徹

  10番 エムティサラ 青柳正義

  11番 ハタノビエント 中島龍也

  兼六園ジュニアカップの覇者アロマベールは、道営OPで揉まれた経験値が違った印象。好位のインから運んだレース内容からも展開に注文が付かず、道営時に1,700mの経験も豊富。中間の調整や気配も問題なく、崩れる要素は少ない。これが中心。

 前走で敗れたハッピールミエールも、気性的に並んで競り合う形でこそ。敗因は一気に交わされる展開になった分。こちらも至って順調。道営時も含めて初の1,700mさえ克服なら好勝負に持ち込める。

 兼六園ジュニアカップが案外だったエムティサラだが、当時は負傷の影響があって調整も軽目、10kg減の当日気配も一息。影響があった様子。もう癒えたようで、しっかり追い切れた。道営での1勝は1,700m。巻き返していいはずだ。

 生え抜きの期待馬エムザックサンダーにも頑張ってほしい。道営出身馬に完敗の2・3走前だが、控える競馬を身に付けての再挑戦。距離さえこなせば覆せない差ではない。

 これら4頭の争いと見るが、穴なら上向きで満を持しての重賞出走ワールドウェーブ。

 

 2日(火)のメイン(10R予定)は「薦かけ特別」(A1・1,500m)

 シーズザゴールド、ロードランパート(転入)、サクラブライアンス、ケージーアメリカン、ハイタッチ(回避の可能性あり)、キーパー(回避の可能性あり)、ヒカルカミヒコーキ、トウショウバラード、が出走予定(登録のあったジャングルスマイル、セイカアレグロ、ケージーキンカメ、ゴールドアカデミーは回避予定)。

 前の週に遠征した馬が2頭いて、次回が大一番の中日杯ということもあり、一線級不在になりそう。ベスト距離で勝機に思えるケージーアメリカンだが、前回2着はジャングルスマイルがかわいがってくれてのスロー逃げ。10/21の同条件3着を思うと楽観はできない。そこで2着だったトウショウバラードに期待してみたいもの。前回はA2で3着に敗れて人気を裏切ったが、ハナを切れないと力半減ということだろう。むしろA1の今回の方が自分の形に持ち込みやすい顔ぶれ。A1を2勝、前々走1,500mでケージーアメリカンに先着の2着を見直すべき。1,500mで大きく変わってきそうなのはハイタッチ。適距離でこのメンバーなら面白い。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

 

 

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