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【開催見解】金沢競馬 市営第2回[通算第9回]後半(7/24・26 重賞:金沢スプリントカップ)

2016年7月23日

 2016年度・第9回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、7月24日(日)・26日(火)の2日間。

 

 24日(日)のメイン11Rは「名舟大祭特別」(A2・1700m)

 1番 ハッピールミエール ☆松木大地

 2番 ベニバナオンリー 堀場裕充

 3番 コスモマイギフト 田知弘久

 4番 キクノフレヴァン 吉原寛人

 5番 モンスターバローズ 藤田弘治

 6番 エムティサラ 青柳正義

 7番 フランチャイズ 畑中信司

 8番 カフジスター 桑野等

 9番 ヒカルデザイアー 吉田晃浩

 

 重賞の関係でA1とA2の中間メンバー。実力十分の転入馬も2頭いて、意外と先行馬が少ない点もポイント。上位は拮抗ムード。

 名古屋から転入キクノフレヴァンは昨年の金沢スプリントC2着馬。10歳の今季もA2で逃げた時は3勝と、極端な衰えはない。このクラスで自分の競馬なら当然通用、直前の追い切りも合格点。本質的には短距離向きだけに鍵は1700m克服だけ。

 攻めを強化してきたカフジスターにも注目。前開催を回避したが、これまで以上の追い切りなら心配あるまい。当地A1での2着は1500mだが、中央時は長距離で良績。差し届かずの前走1400mよりは1700mの方が力を発揮できるはず。

 地力はA1でも上位のコスモマイギフトは状態と発馬次第だが、追い切りの感触からは前走以上に思えるし、距離も1700m以上が向く。上位争いは確実視。

 A2で堅実なヒカルザデイアーも不安ない中間の乗り込みと距離実績で、近走より相手強化がどうかだけ。兵庫A2から転入モンスターバローズは馬体も良く、追走に苦労しない1700mなら通用するはず。

 

 

 26日(火)のメイン11Rは「重賞 日本トーター杯 第14回金沢スプリントカップ」(3歳以上・東海近畿交流・1400m)

 金沢では珍しい短距離の重賞。9月にオータムスプリントカップとして行われていたが、2013年から7月に移動して、名称も少し変更された。

 過去5年の優勝馬は

 2011第9回 ナムラダイキチ(金沢・牡3)…中川雅之騎手 重・1分26秒4

 2012第10回 ナムラダイキチ(金沢・牡4)…畑中信司騎手 良・1分27秒6

 2013第11回 サミットストーン(金沢・牡5)…吉原寛人騎手 良・1分28秒6

 2014第12回 セイカアレグロ(金沢・牡9)…吉田晃浩騎手 稍・1分29秒2

 2015第13回 トウショウセレクト(兵庫・牡8)…木村健騎手 良・1分28秒3

 2008年は笠松・名古屋勢が1~4着を独占したが、2006年までと2009年は地元馬と遠征馬で1着2着を分け合う結果。以降は地元勢が優勢で2014年まで6連勝。昨年は1着・兵庫→2着・名古屋→3着・金沢の決着。2年連続で好走する馬が多いのも特徴のレース。

 牝馬の連対は2008年の勝ち馬シールビーバック、2010年の2着クイーンズコート、2014年の2着タッチデュールの3頭。3着も3回だが、牝馬の出走自体が少なく参考程度に。

 スピードが要求される距離だけに、先行馬同士の決着は多いが、ナムラグローリーは後方から差し切って連覇(2009年は3着にもコパケンサンバが突っ込んで3連単74340円)。人気薄の差し・追込馬が台頭することも多いレース。特に穴党の方にはそういった脚質の馬がオススメだが、勝ち馬はある程度人気を集めていただけに、あくまでヒモ穴での狙い。

 

 今年のメンバーは(22日時点の出走予定馬)

 ドリームコンサート(兵庫)…川原正一騎手予定

 サルバドールハクイ(笠松)…東川公則騎手予定

 ランフォージン(笠松)…花本正三騎手予定

 タガノギャラクシー(兵庫)…下原理騎手予定

 エナエビス(兵庫)…吉原寛人騎手予定

 タツミリュウ(金沢)…優先出走

 ヒロノプリンス(金沢)…希望投票

 ヤマノミラクル(金沢)

 トウショウプライド(金沢)

 

当地短距離路線の雄タツミリュウが連勝と復調を遂げての参戦。昨年は出負け+速さ負けして惨敗も、今年の方がハナに行ける顔ぶれ。順調な調整ぶりで期待したいところだが、遠征勢の層が厚いというのが正直な見解。特に兵庫3頭は強力か。

 実績的にドリームコンサートが最有力。昨年末のJpn3兵庫ゴールドトロフィー(1400m)でも4着(0秒5差)は光る。ここ2走は2着続きだが、勝ち馬マルトクスパートは13日の笠松・サマーCを完勝。微妙にレース間隔が開いている点がどうかだけ。

 1年2ヵ月ぶりを叩いたエナエビスも休養前の昨年春は名古屋・東海桜花賞を制して、Jpn3かきつばた記念5着。実績では負けていない。前走は勝った馬が中央オープン、2着馬も1600万下からの転入馬、28キロの馬体増や距離が長かったこと、急遽の乗り替わりを思うと3着でも決して悪くない。順当に上積みがあれば好勝負必至。

 タガノギャラクシーは今年1月の転入後1400mを4連勝。2ヵ月ぶりの前走は勝ち馬が予想以上に渋太くて連勝ストップのハナ差負けだが、底を見せておらず、好位から手堅いレースぶり。これまでよりレース間隔がない輸送競馬さえ克服なら上位必至。

 笠松のサルバドールハクイは1400m重賞3着2回だが、名古屋や笠松よりは広い金沢コースの方が脚質的に向くはずだ。先行馬のペース次第では面白くなりそう。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

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