【開催見解】金沢競馬 県営第8回[通算第10回]前半(7/31・8/2)

2016年7月30日

 2016年度・第10回の開催となる金沢競馬は、7月31日(日)、8月2日(火)、9日(火)の3日間。今回だけ変則開催となり、後半週の日曜は開催がありませんのでご注意下さい。

9日(火)に重賞「読売レディス杯」(牝馬全国交流・1500m)が行われる開催だが、その展望は出走馬が固まってからの次週に。ここでは前半週の展望を。

 

 31日(日)のメイン11Rは「石崎奉燈祭特別」(A4・1500m)

 1番 トミケンアレス 柴田勇真

 2番 コウエイイプシロン 藤田弘治

 3番 ナムラマンジロウ 栗原大河

 4番 シャイニーフラワー 沖静男

 5番 シレーナ 中島龍也

 6番 ノーヒッター 桑野等

 7番 ボルテックスセドナ 池田敦

 8番 ファルブナイト 吉田晃浩

 9番 ユニバーサルキング 青柳正義

 10番 ロイヤルアスカ 堀場裕充

 11番 ケイティマーヤ 畑中信司

 12番 ブルーヴァルキリー 田知弘久

 

 重賞や3日間開催の影響で実質B1のメンバー。フルゲートで抜けた存在はいない激戦。

 近況や馬場、展開を考えると、最も手堅いのはファルブナイト。転入後オール連対は前走で途切れたが、勝ち馬が強すぎたし、2着シレーナとは位置などの差だけ。全く悲観する内容ではなく、中間も充実の馬体を誇示。自在に動ける強味もある顔ぶれだ。

 同厩舎のコウエイイプシロンも好調そのもの。昇級の前走も序盤でリズムを崩しながら2~3着とは小差の4着。通用のメドを立てた。多頭数がいいタイプではないが、引き続き崩れ知らずの1500mで差しが届く流れにさえなれば上位に突っ込んでくるはず。

 転入後が抜群の安定感シレーナも引き続き上位候補。問題は外の先行タイプの出方だが、控えてもレースはできる。これ以上の馬体減さえなければ、崩れることはあるまい。

 3歳ケイティマーヤも前走2着で通用証明。その勝ち馬は当地無敗のバーバリライオン。大物を慌てさせた内容は評価できる。一転してペースが速くなってどうかだけ。

 前走は展開が厳しすぎたロイヤルアスカもスンナリ先行なら見直せる。

 

 2日(火)のメイン(11R予定)は「手取の火まつり特別」(A3・1700m)

 ルールゴールド、プリズム、ナツ、ティボリハーモニー、シュリメジャー、ナンヨーピューピル、キーパー、ラッキーランナー、ヴリルボルドー、リバイブビート、フジサンボンド、が出走予定(登録のあったメイショウオニグマ、バーバリライオンは回避予定)。

 前回の転入初戦B1を圧勝した3歳馬ナツに注目が集まる。兵庫ダービー4着などを思えば距離が1700mでも何ら問題なく、前走の強さと時計なら壁はないクラス・相手。当面の目標は次回の3歳牝馬重賞だろうが、ここも勝って弾みをつけたい。

 1700mに延びることでティボリハーモニーの奮起にも期待。昨季はA1~A2好走の実績。調子自体は春より上向いているはず。距離不足の前走を度外視して狙いたい。

 適距離に戻る実力馬ルールゴールドも面白い一戦。リバイブビートは2開催の休み明けと1700mが鍵になるが、能力的には通用。前回B2勝ちで昇級のフジサンボンド、前回A4で一変したプリズム、展開苦が続くヴリルボルドーの先行3頭は、どう折り合いかがポイント。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

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