【開催見解】金沢競馬 県営第4回[通算第4回]後半(5/14、5/16)

2017年5月13日

 2017年度・第4回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、5月14日(日)、16日(火)の2日間。

 

 14日(日)のメイン10Rは「大野湊神社の寺中神事能特別」(A1-2組・1700m)

   1番 ヤマチョウルンバ ▲塚本雄大

   2番 メイカーズムービー 平瀬城久

   3番 カフジスター 藤田弘治

   4番 セルリアンラッシュ 桑野等

   5番 コスモマイギフト 吉原寛人

   6番 フランチャイズ 葛山晃平

   7番 デルマチョウスケ 青柳正義

   8番 タツミリュウ 堀場裕充

   9番 デルマサンダユウ 西森将司

 10番 ジュエリーハンター 田知弘久

 11番 エムフェイス 松戸政也

 12番 ヒカルカミヒコーキ 吉田晃浩

 

 再転入ヤマチョウルンバを除けば、ここ3開催いずれかの1700mに出走のメンバー。ここ2回はメイジン(スプリングC勝ち)とトウショウフリーク(元中央OP馬)の逃げ2頭が強すぎたレース。抜けた馬がいない一戦になって、どう展開が変わるかがポイント。

 上位にまとめているコスモマイギフトを連軸に推したい。3月の今季開幕から気配自体は本物ではなかったが、オープン好走馬がジンワリ上向きムード。それなら後退はないはず。スタートが決まらない現状は道中の捌きが鍵になってくるが、外を回らず追い上げるような展開になれば馬券圏内は外さないと見る。

 このクラス2着→2着のデルマサンダユウも当然首位候補。昨季より馬体が減っている分、レース間隔を開けながらの出走だが、状態は変わりなさそう。後方からになる分、ここ2走のように流れは向いてほしいが、ここもハイペース必至。必ず差し込んでくるはず。

 実力馬ヒカルカミヒコーキも展開一つ。ベストはもう少し短い距離だが、ここ2走1700mも上位争い、気配や内容も一戦毎に良くなっている。先行争いや大外枠での立ち回りがどうかだけ。

 昨季までの迫力はないタツミリュウだが、全く動けない感触でもなさそうで追い切りもマズマズ。今季2走はベストの逃げが叶っていないが、このメンバーなら可能性十分。地力自体は上だけに、自分の競馬での変わり身に警戒。

 前走が案外だったフランチャイズも、これから暑くなってくると微妙なタイプとはいえ、まだ見限れない時季。好攻め消化セルリアンラッシュも揉まれない展開にさえ持ち込めれば上位争いになる地力とデキはある。

 

 16日(火)のメイン(11R予定)は「友禅まつり特別」(A1-1組・1500m)

 ミスアバンセ(転入)、セイカアヴァンサ、エトワールドロゼ、トニーポケット、スマイリーキュート、ナリタノヘア(転入)、エムティサラ、が出走予定(登録のあったマイネルリボーン、メイジン、トゥヴァビエン、アイナ、トウショウフリークは回避予定)。

 重賞後の開催ということで回避馬が多くなる模様。出走予定7頭での展望を。

 北國王冠の覇者トニーポケットの奮起に期待したい。叩き2走目だった前走・笠松オグリキャップ記念は強敵相手で大敗したが、調子を上げているのは間違いない気配・動き。前々走3着時同様、距離不足ではあるものの、当時も3ヵ月ぶりで見せ場は作れていたし、一線級不在のここなら実力上位。内を立ち回る競馬ができれば好勝負と見た。

 1500mと今の逃げ有利馬場を思えばエトワールドロゼも首位候補。ひと息入った格好だが、間隔を開けた方が走りのいい馬でもあるし、中間の感じなら減っていたここ2走より馬体増での出走も叶いそう。同型が少ない点も有利。

 転入馬ミスアバンセは3歳時に戸塚記念を制した実力馬。近況不振での転入、1週前追い切りがバテ気味ゆえ半信半疑ではあるが、本来の先行する競馬ができれば蘇る可能性。

 昨年の最優秀3歳馬スマイリーキュートも良化はこれから。3月戦3着時のように、内を立ち回れれば上位争い可能。

 中央1000万下勝ちの実績馬セイカアヴァンサも気配自体は使いつつ上向き。メンバーが楽になるここはスムーズな展開に持ち込めて変わり身を見せてもいい。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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