【開催見解】金沢競馬 県営第5回[通算第5回]後半(5/28・30)
2017年度・第5回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、5月28日(日)、30日(火)の2日間。
28日(日)のメイン10Rは「金沢城・兼六園特別」(A1-2組・1700m)
1番 タツミリュウ 堀場裕充
2番 ヒカルカミヒコーキ 吉田晃浩
3番 カフジスター 中島龍也
4番 ナリタノヘア 西森将司
5番 エムティサラ 青柳正義
6番 トゥルースカイ 平瀬城久
7番 スマイリーキュート 藤田弘治
8番 デルマチョウスケ 池田敦
9番 フランチャイズ 桑野等
このクラスは1700mが続くものの、毎度、勝ち馬も違っており、今回も1組から「下がった」馬の扱いがポイント。それでも主力視したいのは前回2組好走馬。
その前回2着タツミリュウは今季初めての逃げてゴール寸前で差される惜しい競馬。オープン8勝の往時と比べるのは酷な現状でも、ハナならひと味違うことを実証。ここも同型の内を引いて、行き切れそう。中1週で疲れさえ残っていなければ再度好勝負。
直線で猛然と追い込んだ前回3着フランチャイズも昨季A1(今季で言うとA1-1)勝ちの実力馬。暑くなると良くないタイプで、昨季も今くらいの時季から下降線を辿った点がポイントも、何とか力を出せる状態と見る。前走同様、道中タメて運べば伸びるはず。
実力は遜色ないヒカルカミヒコーキは、もう少し短い距離での逃げがベストだけに、再度タツミリュウとの逃げ争いが鍵。ただ、控えても全くダメな馬でもなく、前々走くらい走れれば…。
2組に下がってきた昨年の最優秀3歳馬スマイリーキュートにも注目。今季は軌道に乗り切れない印象だが、これから気温上昇で調子を上げていくはず。近走より順調に推移しており、好位置で流れに乗れれば。
同じく前回1組5着のナリタノヘアも当地2走目で2組なら面白い。馬体増と先行策は好感が持てたし、気分良く運べれば遜色ない力もあるはず。
30日(火)のメイン(11R予定)は「菖蒲湯まつり特別」(A1-1組・1500m)
トウショウプライド、マイネルリボーン、メイジン、ナツ、トゥヴァビエン、トニーポケット、コスモマイギフト(回避の可能性高い)、アイナ、ウインプリマ(再転入)、が出走予定(登録のあったミスアバンセ、セイカアヴァンサ、トウショウフリークは回避予定)。
次回が春の大一番・百万石賞。最後の前哨戦となるが、スプリングCの1~3着馬が揃い踏み。今季一連の内容から見ても3頭での決着が濃厚か。
そのスプリングCを圧勝したメイジンは中間も特に変わった様子は見られず順調、1500mに対応のスピードも十分。競りかけてくるような馬も見当たらず、逃げる自分の競馬が叶うはずだけに、更に連勝を伸ばしていい。
スプリングC2着のトウショウプライドも順調に推移。例年通り、春シーズンは好調で、1500~1700mが最も強い傾向。展開次第でメイジンとの1秒1差を詰められるはず。
スプリングC3着のマイネルリボーンは少々距離不足だが、1500mでも前々走は勝っている。適距離の大目標・百万石賞に繋がる走りを見せてほしいもの。
(文:競馬カナザワ 大井 明洋)