【開催見解】金沢競馬 県営第7回[通算第8回]前半(7/2・4)

2017年7月1日

 2017年度・第8回の金沢競馬は、7月2日(日)、4日(火)、9日(日)、11日(火)の4日間。ここでは前半週の展望を。

 

 2日(日)のメイン11Rは「準重賞 報知新聞社杯 河北門カップ」(3歳・金沢デビュー馬・1,500m)

 1番 ナゲッツ 田知弘久

 2番 アクティブムーン 鈴木太一

 3番 ベアームート 葛山晃平

 4番 サッキーヘラクレス 中島龍也

 5番 カイジンセレン 沖静男

 6番 ヴィーナスフェイス 平瀬城久

 7番 カトリーヌスリジエ 青柳正義

 8番 ブライトンアップ 西森将司

 9番 フミタツリノア 堀場裕充

 10番 エングレイグ 池田敦

 

 ここまで2つの重賞・北日本新聞杯と石川ダービーは金沢デビュー馬が上位を占めている今季。その上位馬ヴィーナスアロー、ヤマミダンス、ゴールドハリアーは出走してこなかった限定戦だが、ダービーで入着した2頭が中1週でここに参戦。

 北日本新聞杯2着、石川ダービー3着の戦績で優位に立つサッキーヘラクレスは何とかしたい一戦。これは2着馬にも言えることだが、勝負所をスムーズに捌けていれば、もう少し詰め寄れた可能性もあった前走内容。3走前にブリンカー着用後は揉まれ弱い面も出さず、力を出せるようになってきた。距離短縮・自ら動くような展開でどうなるか不安もあるが、能力的には主役。

 北日本新聞杯5着、石川ダービー5着はやや案外にも思えたナゲッツだが、中間の調整ぶりからも決してデキは悪くない。ここ2走は距離が延びての厳しい流れに泣いただけなら1,500mで見直せるはず。現に3走前は1,400mだがサッキーヘラクレスに勝っている。好位のインも取れそうな絶好枠も引いて、勝ち負けに持ち込めそうだ。

 A2組を連勝したカトリーヌスリジエにも注目。細身の牝馬だが、今季は走力を上げているし、レースぶりにも幅が出て成長を感じさせる。ここもスンナリ先行が見込める顔ぶれ。中1週での馬体減さえなければ自分の走りができて上位争いになるはず。

 エングレイグは冬休み明けの3月の準重賞・若駒賞(1,500m)でナゲッツ、サッキーヘラクレスに勝っており、本来なら首位候補の能力。3開催の休み明けでも馬体が減ったままという点で不満は残るが、調整はしっかり。立て直した効果で行きっぷりが良くなれば上記馬に肉迫。

 ヴィーナスフェイスは叩き2走目・逃げでも前走はカトリーヌに完敗だったが、幼さが残る馬でもあって、まだ伸びしろ。潜在能力では負けておらず、逃げ残りを警戒すべき。

 

 4日(火)のメイン(11R予定)は「七尾祇園祭特別」(A2-1・1,700m)

 カフジスター、スズトラッド、ヒカルカミヒコーキ、トゥルースカイ、ショウナンバスター、ヤマチョウルンバ、セルリアンラッシュ、オイヌサマ、メイカーズムービー、ルールゴールド、ラストノート、が出走予定(登録のあったタツミリュウは回避予定)。

 牝馬戦を編成した都合上、前開催A1-2からの連闘馬も多く、30日(金)時点では出否未定の馬がいることはご了承いただいきたい。毎度、展開一つのメンバー構成になるクラスでもあり、ここも1,700m適性と展開が勝負の分かれ目に。

 まずは、逃げたいヒカルカミヒコーキとオイヌサマの枠順がポイントに。内を引いて行き切った方が一躍首位候補になる。それを見ながらスズトラッドは揉まれず運べるかどうかが浮沈の鍵になるが、力さえ出し切れば好勝負になる。前が速くなるようなら今季1,700mでは2着・1着のショウナンバスターが浮上しそう。ヤマチョウルンバ、セルリアンラッシュも立ち回り次第では十分勝負になる。出否未定ながらもラストノートも前走だけで見限れない面。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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