【開催見解】金沢競馬 県営第14回[通算第16回]前半(10/22・24)

2017年10月21日

 2017年度・第16回の金沢競馬は、10月22日(日)、24日(火)、29日(日)、31日(火)の4日間。ここでは前半週の展望を。

 

 22日(日)のメイン10Rは「日本伝統工芸展金沢展特別」(A2-2・1500m)

 1番 ヤマノミラクル 青柳正義

 2番 シュガーラブ 田知弘久

 3番 ディターミネイト 松戸政也

 4番 トミケンアールト 栗原大河

 5番 ナゲッツ 米倉知

 6番 アウズ 沖静男

 7番 イェーガーオレンジ 藤田弘治

 8番 クレバーフォース 中島龍也

 9番 トゥルースカイ 平瀬城久

 10番 ヒカルカミヒコーキ 吉田晃浩

 先行争いが激しくなる可能性がある顔ぶれで、大半が前走1700m。展開と距離短縮に気を付けたい一戦。

 中心は転入後2着→1着のイェーガーオレンジ。今回と同条件で2着の前々走は厳しい展開に泣いた印象。先に動く馬に動じずタメて運んだ1700mの前走はゴール前で差し切り、能力の高さは示したが、血統や走りを見る限り本質は芝の短距離向き。脚抜きのいい馬場の1500mなら、前走以上に力を出しやすいはず。行く馬を見ながら運んで2勝目を狙う。

 先行激化になれば目下好調のアウズが面白い。1700mの前回1組もメンバー中、最先着。中間も気持ちが乗っており、心身両面の充実ぶりにかげりなし。1500~1700mなら確実に差し込むはずで、速い流れで捌きやすい展開になれば。

 ヤマノミラクルの前走は出遅れが痛恨で度外視。調子落ちは感じず、同条件でイェーガーオレンジを差し切った前々走くらいは走れていいはず。理想は好位のインでもあり、1枠も好都合だ。

 実力・実績はヒカルカミヒコーキが一番。休養明けになるが、最終追い切りの動きや気配を見る限り、ある程度は力を出せそう。逃げがベストだけに、先行争いがどうかだけ。

 前回1組で見せ場十分の3着クレバーフォースも再度逃げが叶えば好勝負。穴は3歳馬ディターミネイト。本質的に前走の1700mは長かったし、今の好気配で距離短縮なら前進。

 

 24日(火)のメイン(11R予定)は「準重賞 新冠産駒杯」(B1以下・新冠町産駒限定・1400m)

 新冠町で生産された馬による馬産地限定のクラス混合競走。前開催のクラスによって斤量差が設けられている(前開催1着馬は1キロ増)。

 ユンゼイ(希望投票)、ジェイケイステラ(希望投票)、ベニバナオンリー、コトノツヅミネ、ケージーアメリカン(回避の可能性あり)、バーバリアン、レイクルイーズ、ミズーリスカイ、タイセイマリーン、シャトーブリアン、が出走予定。(登録のあったデルマコウモン、メイネルピオネロは回避予定)

 好内容続きで連勝中の3歳馬レイクルイーズが中心。時計と勝ちっぷりはA級通用レベル。半兄2頭が中央の重賞好走馬という血統・好馬体だが、使いつつ秘めていた能力を発揮しはじめてきたようだ。スタートが速くない分、枠順や位置取りがポイントにはなるが、不利な馬場や展開にならない限りは突破できる顔ぶれ。

 同じ3歳馬ジェイケイステラにも注目。初の古馬相手だった前走6着だが、差し・差しの決着になったように先行勢には厳しい流れ。逃げ有利の馬場だったとはいえ前々走でムーンファースト、ヤマミダンスの3歳一線級を苦しめたのだから、能力は確か。スンナリ先行に持ち込めれば巻き返せるはず。

 展開に左右される不安定さは残るものの、ユンゼイ、ミズーリスカイもメンバー的に好戦可能。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞