【開催見解】金沢競馬 県営第16回[通算第19回]前半(12/3・5)

2017年12月2日

  残すは年内あと2開催です!2017年度・第19回の金沢競馬は、12月3日(日)、5日(火)、10日(日)、12日(火)の4日間。10日(日)にシーズン終盤の大一番・中日杯が行われる開催だが、その展望は次週に。ここでは前半週の展望を。

 

 3日(日)のメイン9Rは「しらべてみよう!むかしのくらし特別」(A2-2・1500m)

   1番 トウショウギフト 吉田晃浩

   2番 バルタンセージ 吉原寛人

   3番 エムフェイス 松戸政也

   4番 ロミオ 桑野等

   5番 ムーントラベラー 葛山晃平

   6番 ソリッドボート ▲塚本弘隆

   7番 メイショウアタカマ 栗原大河

   8番 チェリートレジャー 青柳正義

   9番 フェイトアンサー 平瀬城久

 10番 ジュエリーハンター 田知弘久

 

 先行タイプが多く、速い流れが予想される一戦で、伏兵も多い。展開次第で波乱も十分。

 バルタンセージは奮起の場。昨季はA2(今季でいうA1-2)を勝っており、クラス云々は論外。長期休養明け2戦目の前走は案外だったが、同じ短期放牧明けでも今回の方が追い切り負荷アップ。ベストの逃げは難しい顔ぶれだが、控えても競馬はできるはず。

 前走で豪快なマクリを決めた元中央1600万下トウショウギフトも当然クラスの壁はない。器用さに欠けるレースぶりがどうかだけで、デキと実力は何ら問題ない。

 一発あるなら北海道から転入フェイトアンサー。1000~1200mで逃げている快足馬だが、当地入り後も調教ではスピードを感じさせる走り。1500mは全くの未知数ではあるが、今季戦ってきた相手を考えると、ハナさえ切れれば今の馬場も味方に押し切りも十分か。

 2着→3着→3着と好走が続くチャリートレジャーも引き続き1500mなら上位候補。ソリッドボートも1500m以下でスンナリの展開なら巻き返してもいい。

 穴っぽい馬も2頭挙げておきたい。まずはロミオ。当地では器用さに欠けて3着が最高も、転入前実績を思えばデキさえ整えばA2近辺では好戦していい馬。今は感触も悪くなく、先行馬揃いで内目の枠も引いて面白くなりそう。もう1頭はジュエリーハンター。今季は厳しいクラスで3着1回のみだが、目下の感触は非常に良く映る。気性的にスンナリの展開が必須ではあるが、バラける展開をうまく運べれば脈はある。

 

 5日(火)のメイン(10R予定)は「楽天競馬10周年特別」(A2-1・1400m)

 ルールゴールド、ドゥスール、トゥルースカイ、イェーガーオレンジ、エチゴヤマト、クレバーフォース、トミケンアールト、ディターミネイト、サンマルクラウン、ラストノート、タカラブネクイーン、トウケイファイター、が出走予定。

 おそらく走る度に着順が変わりそうな混戦メンバー。近走とは違う1400mの距離も大きなポイントに。

 前走で7着に崩れたイェーガーオレンジだが、3着馬以外は差し勢が台頭したように厳しい展開。中1週での4連戦後だけに前開催をパスして間隔を取ったのもいいだろうし、血統・中央時の短距離起用・レースぶりを思えば距離短縮むしろプラス。見直したい。

 一時より持ち直した感もあるタカラブネクイーンは前走1700mの2番手でも2着に踏ん張ったが、本質的には短い距離での逃げがベスト。今回の方が好条件。

 昇級戦となるサンマルクラウンだが、JRA在籍時の今年5月には笠松の500万下交流で2着もあり、決して力負けはしない存在。忙しい距離・流れに対応できれば通用。

 末脚自慢ラストノートも1400mは微妙ではあるが、展開さえ向けば勝負になるデキ。

 前開催JRA交流を走った5頭も今回は面白いはず。逃げなら好走クレバーフォースは前々走のように行き切れば一変しそう。トゥルースカイも復調は明らかな近走内容で、折り合いに苦労しない距離も歓迎。ルールゴールドは以前から少し苦手の距離ではあるが、好位インで流れに乗れれば近走のようなことはない実力。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞