【開催見解】金沢競馬 県営第2回[通算第2回]後半(4/22・24)

2018年4月21日

 2018年度・第2回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、4月22日(日)・24日(火)。

 

 22日(日)のメイン10Rは「道の駅すずなり8周年祭特別」(A1-1・1700m)

 1番 トニーポケット 吉田晃浩

 2番 アントニオピサ 松戸政也

 3番 ナガラオリオン 吉原寛人

 4番 プラチナバディ 堀場裕充

 5番 スガノランバダ 栗原大河

 

 次回が重賞(金沢スプリングカップ)ということもあり、前開催出走馬の回避続出となったが、超大物との対戦を避けた面もある?

 JRAオープンから転入初戦の3月戦を圧勝したナガラオリオンが登場。予定していた遠征が選定されず(かきつばた記念・補欠)、ここに出走となったわけだが、実績や前走のパフォーマンスは断然、中間の調整ぶりも順調そう。そうなると、「初の1700m」「元々課題のスタート」の克服という自身との戦いだけだが、この距離までなら心配あるまい。大きな出遅れさえなければ圧倒。

 焦点の次位争いは、ナガラオリオンの出方・動き次第の面がある。同厩舎の逃げ馬メイジンのハナを叩いた前走のような強引なレースをするのか、ジワっと乗るのかで、他4頭の結果が大きく変わってくる。

 積極策に出たケースだと、終いの伸びは確実なトニーポケット、プラチナバディが浮上。重賞ウイナーでもあるトニーポケットは前走より走れる態勢と条件、前回快勝プラチナバディも引き続きベストの1700mなら力は出し切れるはず。逃がせてもらえるならスガノランバダの粘り込みがありそう。距離延長はプラスではないものの1700mも勝ち星あり守備範囲、開幕2組勝ちの好調さも維持している。

 

 24日(火)のメイン(11R予定)は「スプリング特別(スプリングカップトライアル)」(A1A2・1700m)

 メイカーズムービー、ダイチヴュルデ、エドノエレーナ、ゴールドハリアー、ラッキーポイント、トップエンパイア、エトワールドロゼ、ミキノハルモニー、オイヌサマ、タツミリュウ、ノアタン(再転入)、トミケンフリンク、が出走予定。

 1着馬には次開催の重賞・金沢スプリングカップへの優先出走権が付与される一戦だが、実質はA1-2組のメンバー。毎度のこととはいえ、この近辺のクラスは逃げてこそのタイプが多く、今回も先行争いが大きなポイント。

 その展開面を加味すると、元JRA1600万下の実力馬ミキノハルモニーには奮起してもらいたいところ。前走は重賞の上位常連マイネルリボーンも強かったし、2着なら「らしさ」は少し見せられた。馬場も当初2開催ほど極端な逃げ有利でもなくなってきており、本来の末脚が生きてきていい頃だ。

 逃げれば強いエトワールドロゼもここなら実力上位。ベストは重賞勝ちもある1500mだが、自分の形なら1700mまではOK。ダッシュ力・スピードに関しては他より上のはずで、強い攻めをせず仕上げるタイプでもあって一度使った上積みもありそうだ。

 前回3着のラッキーポイント、3月のA2を勝ったトミケンフリンクは共に逃げてこその面があり、同厩舎のエトワールドロゼとの兼ね合いが難しいところだが、デキや能力は十分好戦レベル。逆に展開的には今春の内容や気配が悪くないゴールドハリアーの浮上、ダイチヴュルデの巻き返しなど、差し勢の台頭に期待したくなる。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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