【開催見解】金沢競馬 県営第16回[通算第19回]前半(12/9・11)
年内は残り2開催となった金沢競馬。2018年度・第19回は、12月9日(日)、11日(火)、16日(日)、18日(火)の4日間。12月16日(日)にシーズン終盤の大一番・中日杯も行われるが、その展望は次週。ここでは前半週の展望を。
9日(日)のメイン10Rは「準重賞 デイリースポーツ杯 能登波の花賞」(B級・1900m)
1番 エイシンペガサス 55池田敦
2番 タカラブネクイーン 56葛山晃平
3番 アートオブダムール 52青柳正義
4番 サンデーストリート 55米倉知
5番 アイナ 55吉原寛人
6番 ヴレ 57平瀬城久
7番 シーダークィーン 52中島龍也
8番 ビバラエポボン 55沖静男
9番 スカイステージ 52△塚本弘隆
10番 ルクナバード 57松戸政也
前開催B1編成馬57キロ、B2編成馬55キロ(共に牝馬2キロ減)、前開催1着馬は1キロ加増の別定重量。この斤量差もポイントになりそうだ。
5連勝中エイシンペガサスを一番の評価。ここ2走は逃げたことで強さが増しているのもあるが、ここにきて馬体面の充実ぶり目に付く。気性面を思うと1900mに距離延長は微妙ではあるが、単騎逃げに持ち込んで折り合いを付けられればクリアできるはず。
距離適性などを考えるとヴレが面白い。転入前は1800m以上で良績を残してきただけに待望の条件。その実績的には、もっと走っていい馬でもあるし、攻め強化しての前走勝ちや中間の調整からも上向きと見ていいはず。課題のスタートと走る気次第だ。
距離不問で超堅実ビバラエポボンも当然圏内。2000mのサラブレッド大賞典が0秒6差の5着なら1900mも問題ない。うまく流れに乗れるかどうかだけ。
前進を見せた前走同様に直前しっかり攻めたシーダークィーンも更に前進がないか。中央時の2着2回は1800m。むしろ今回が適距離でもある。
好調さと確かな末脚が魅力のスカイステージは距離適性と軽い斤量も買い材料。アートオブダムールも転入前の起用距離や上向いた前走内容、52キロで内目の枠なら出番あり。
11日(火)のメイン(10R予定)は「楽天競馬はスマホでも便利!」(A2-1・1400m)
スガノランバダ、ロンプフェイス、サンダースプリング、ヤマチョウタンゴ、トーホウボニータ、ドロダンゴ、ヒカルカミヒコーキ、ベルウッドデナリ、ディターミネイト、エイシンクウカイ、メーティス、が出走予定。(登録のあったルノートルは回避予定)
1400mであればヒカルカミヒコーキ、メーティスが2着の前走より更に前進を見せそうだが、同厩舎の同型。どう折り合うかと、他の同型スガノランバダの出方次第の面も。
充実ぶりと確実性の点ではヤマチョウタンゴ、ドロダンゴ、ベルウッドデナリの3頭。いずれも少し距離不足で位置取りがどうなるかだが、中でも最も心配が少ないのはドロダンゴか。好位置に付けられれば連勝も十分。ただ、トーホウボニータ、ディターミネイト、エイシンクウカイも展開一つの実力。激戦必至で、枠順や当日の馬場が大きなポイントになりそうだ。
(文:競馬カナザワ 大井 明洋)