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【開催見解】金沢競馬 市営第2回[通算第9回]後半(7/21・23 重賞:金沢スプリントカップ)

2019年7月20日

2019年度・第9回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、7月21日(日)・23日(火)。

 

 21日(日)のメイン11Rは「楽天競馬でおトクなキャンペーン特別」(A1-2・1700m)

  1番 ヤマミダンス ▲兼子千央

  2番 ディターミネイト 松戸政也

  3番 ハルヲヨブオンナ 藤田弘治

  4番 ミスアンナ 栗原大河

  5番 コウエイバラノマチ 鈴木太一

  6番 ベルウッドデナリ 中島龍也

  7番 マイネルリボーン 青柳正義

  8番 スマイルゴーイング 堀場裕充

  9番 トウショウプライド 吉田晃浩

 

交流重賞がある関係で1組と2組の中間メンバーに。今季は軌道に乗り切れず未勝利の重賞ウイナー、ヤマミダンス、マイネルリボーンにとっては距離的にも奮起の場だが…。

最も手堅く好走しそうなのは百万石賞3着馬ミスアンナ。上昇を示した4月末以降は2着→1着→4着→3着で、前々走の牝馬重賞4着は1500mも少し忙しかったか。1700m以上で先着を許しているのはティモシーブルーとナガラオリオン。この2頭がいない適距離なら勝機、好位からの上手に立ち回れる点も展開的に有利。中間の調整や気配も不安なし。

ヤマミダンスは中3週で以前の調整パターンに戻して再出発。ここ2走は展開的に力を出し切れていないのもあるし、体重が480キロ台に戻るかどうかもバロメーターか。春は1700~1900mでスンナリ先行した時に3着・3着と悪くないレースをしており、同型も手薄で適距離の今回は斤量3キロ減を生かした競馬で変わっていいはず。

マイネルリボーンも昨季までほどではないにしても、全く動けないほどの状態でもなさそうに映る。末脚を引き出せる展開になれば浮上していいメンバーと距離。

前走勝ちは展開に恵まれた面もあったベルウッドデナリだが、春より復調は確か。これまでより強敵にはなるが、昨冬はA1-2勝ち。1700~1900mでの走力は見劣らないはず。

前走は案外だったスマイルゴーイングもスタート・折り合い・展開次第で変わってもいい実力。立て直したトウショウプライドも外枠からスンナリ先行なら侮れないメンバー。

 

 

23日(火)のメイン11Rは「重賞 日本トーター杯 第17回金沢スプリントカップ」(3歳以上・東海近畿交流・1400m)

金沢では珍しい短距離の重賞。9月にオータムスプリントカップとして行われていたが、2013年から7月に移動して、名称も少し変更された。

過去5年の優勝馬は

  2014第12回 セイカアレグロ(金沢・牡9)吉田晃浩 稍・1分29秒2

  2015第13回 トウショウセレクト(兵庫・牡8)木村健 良・1分28秒3

  2016第14回 タガノギャラクシー(兵庫・牡6)下原理 不良・1分28秒3

  2017第15回 ライスエイト(笠松・牝3)池田敏樹 不良・1分28秒0

  2018第16回 エイシンスパルタン(兵庫・牡7)田中学 良・1分28秒2

 

2008年は笠松・名古屋勢が1~4着独占も、2006年までと2009年は地元馬と遠征馬で1着2着を分け合う結果。以降は地元勢が優勢で2014年まで6連勝。近年は2015年…兵庫→名古屋→金沢、2016年…兵庫→兵庫→笠松、2017年…笠松(異例の3歳牝馬の優勝)→兵庫→金沢、2018年…兵庫→金沢→兵庫、の決着。2年連続で好走する馬が多い特徴も。

牝馬の連対は2008年シールビーバック、2010年クイーンズコート(2着)、2014年タッチデュール(2着)、2017年ライスエイトの4頭。3着も3回だが、牝馬の出走自体が少ないだけで有利不利は感じず、参考程度のデータと言えそう。

スピードが要求される距離だけに、先行馬同士の決着は多いが、ナムラグローリーは後方から差し切って連覇(2009年は3着にもコパケンサンバが突っ込んで3連単74340円)。人気薄の差し・追込馬が台頭することも多いレース。ただ、あくまでヒモ穴での狙い。

 

今年のメンバーは(19日時点の出走予定馬10頭・予定騎手)

  エイシンヴァラー(兵庫)下原理

  ウインクレド(愛知)吉原寛人

  ストーミーワンダー(笠松)佐藤友則

  ハドウホウ(笠松)渡邊竜也

  オーバークロック(金沢)

  サノラブ(金沢)

  ミキノグランプリ(金沢)

  エグジビッツ(金沢)

  ゴーインググレート(金沢)

  ハタノサンドリヨン(金沢)

 

実力的にはダートグレード勝ち(昨年の高知・黒船賞)もあるエイシンヴァラーが断然。昨秋は地方馬同士の重賞でも案外な結果もあったが、5ヵ月ぶりの前走を快勝。1200~1400mでスンナリ先行なら地方屈指の実力は間違いなく、約2ヵ月ぶりと暑さがどうかだけ。

前走が900mの日本海スプリントだった6頭の中では、2着ゴーインググレート、3着サノラブ、4着ストーミーワンダー、6着エグジビッツをピックアップ。ゴーインググレートは元JRAオープン好走馬。長期休養明けを2度使って今回がベスト距離。900mを使ったことで行きっぷりが良くなれば面白い。サノラブは忙しすぎる距離でハナを切れなくてもインから前走2着争いは収穫。当地1500m以下では底を見せておらず、先行争い一つで。笠松のストーミーワンダーの前走は序盤で包まれるような形になって脚を余した印象もあった4着。戦績的にも1400~1600m向きで今回の方が舞台は良く、中1週で再度の輸送さえ応えなければ。エグジビッツも前走は強烈な直線の伸び。1400mで流れに乗れば前進。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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