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【開催見解】金沢競馬 市営第3回[通算第13回]前半(9/8・10 重賞:サラブレッド大賞典)

2019年9月7日

2019年度・第13回の金沢競馬は、9月8日(日)、10日(火)、15日(日)、17日(火)の4日間。ここでは前半週2日間の展望を。

 

8日(日)のメイン最終11Rは「重賞 北陸四県畜産会長賞 第54回サラブレッド大賞典」(3歳・2000m・1着賞金250万円・スマートファルコン賞)

秋の3歳チャンピオン決定戦。2012年から距離が1900mから2000mに、2014年から施行時期が10月から9月に。大半が未知の距離に挑んでいたが、2017年からは同じ2000mの石川ダービーが新設されて少し様相が変わり、今年は3頭が距離を経験済み。(この重賞が行われる開催で3歳戦は終了。次回から3歳馬は一般編入。)

 

 過去5年の優勝馬・勝ちタイム・配当などは

 2014年 ケージーキンカメ(牡・1番人気・平瀬城久)…前走・イヌワシ賞[2]着

      良 2分12秒0 馬単1150円 3連単7230円

 2015年 ライブザドリーム(牝・4番人気・鈴木太一)…前走・3歳A1[1]着

      不良 2分13秒3 馬単4600円 3連単36010円

 2016年 スマイリーキュート(牝・5番人気・桑野等)…前走・加賀友禅賞・競走中止

      良 2分15秒3 馬単7820円 3連単90380円

 2017年 ヤマミダンス(牝・1番人気・藤田弘治)…前走・加賀友禅賞[5]着

      良 2分11秒7 馬単1790円 3連単15700円

 2018年 アルファーティハ(牡・4番人気・中島龍也)…前走・MRO金賞[9]着

      重 2分13秒8 馬単9360円 3連単129490円

 

過去1番人気で勝った馬の大半は既に重賞勝ちという共通点。2012年の牝馬アルドラや2017年ヤマミダンスも春に北日本新聞杯勝ち。古馬A級で好走歴ある馬の好走率も高い。ただ、下のクラスから好成績を挙げて臨んだ馬も好走。実績もしくは勢いが必要か。

かつては金沢デビュー馬が強かったが、今はJRAデビュー馬が優勢で、過去10年6勝(2009年セイリュウザクラ、2010年ナムラアンカー、2011年ナムラダイキチ、2013年ポセイドン、2014年ケージーキンカメ、2018年アルファーティハ)・2着8回(2009年ヒカルサプライズ、2010年マイネキラ、2011年サーストンヴィンス、2012年ヤマカツティラノ、2013年マイネルリボーン、2014年デューイ、2016年ウインプリマ、2018年ハーキマーダイヤ)。出走数は少ない他地区地方デビュー馬も2016年スマイリーキュートが勝利。

牝馬は過去10年で4勝・2着4回。近年、勝ったのは2002年トゥインチアズ、2006年チヨノドラゴン、2012年アルドラ、2015年ライブザドリーム、2016年スマイリーキュート、2017年ヤマミダンス。2015・2016年を除けば古馬オープンでも活躍の実力馬ばかり。また、2015~2017年の3頭は1300mの牝馬重賞・加賀友禅賞で敗れていた共通点もあり、2014~2018年の勝ち馬5頭はMRO金賞に出走していた。

 

 今年のメンバーは

 1番 ユラニュス 葛山晃平

 2番 ロンギングルック 中島龍也

 3番 トーセンジルコン 青柳正義

 4番 スターインステルス 米倉知

 5番 セイガイハ 栗原大河

 6番 ソレイケヤッコ 柴田勇真

 7番 サッキースピネル 堀場裕充

 8番 ハクサンフラワー 鈴木太一

 9番 ハクサンウェーブ 吉原寛人

 10番 タンクティーエー 藤田弘治

 11番 カトリーヌレーヴ 池田敦

 

戦績等からも中央1勝馬2頭と石川ダービー馬の首位争いになりそうだ。

ハクサンウェーブは中央1勝・500万下[5]着(ダート1200m)。底を見せる前に転入して強い連勝。中1週の中間も緩めず好気配で臨める。懸念は距離延長だが、当地なら輸送がないこともあってイレ込む様子はなく、初の1700mだった前々走を折り合いの付いたレース運びで勝っており、克服可能なはず。絶対的な能力が違う可能性も視野。

タンクティーエーも中央1勝馬(ダート1800m)で転入後連勝。MRO金賞[4]着も兵庫ダービー馬らを相手に0秒3差、地元勢最先着。距離も心配ないパフォーマンス。真夏の出走を避けて2開催パスしての直行ローテがどう出るかだが、ずっと乗り込んではおり、重目が残ることもなさそうな追い切り後の見た目。揉まれない限りは好結果を出せそうだ。

石川ダービー馬ロンギングルックはMRO金賞8着から中1週で4連戦目だが、不安一掃の追い切り消化。前走の1400m牝馬重賞・加賀友禅賞を完勝したものの、適距離は今回。中央1勝馬2頭との力関係は何とも言えないが、好位でスムーズに運べば崩れないはず。

以下は3強が崩れた際の出番になりそうだが、感触は悪くないスターインステルスも距離さえ問題なければ上位へ。3歳重賞皆勤セイガイハも長距離・良馬場なら終い伸び確実。

 

10日(火)のメイン(11R予定)は「スマホ版楽天競馬でラクラク投票!特別」(A2-1・1700m) (今開催のA2級は1400m(2組・日曜9R)と1700mが選択可能)

出走予定馬は、バルタンセージ(1700m希望)、ルクナバード、デルマアブサン、ゴールドハリアー、トサイチ、プラチナバディ、ベルウッドミライ、ビオラフォーエバー、トーホウボニータ、ライトブリンガー、ディアグリスター、ハイランドクラス。

転入後の連勝が強いベルウッドミライに注目。同じだけ走れば上回り、中3週のローテも前走同様。中央時も1700m以上に出走多数、大井C2勝ちも1600mなら距離延長も不安なし。短期放牧明けバルタンセージも、この臨戦過程でこれまで結果も出しており、距離適性や地力も上。スンナリ先行なら上位必至。転入後3着→1着→2着のデルマアブサンも中央1勝はダート1800mなら距離延長むしろ歓迎。ビオラフォーエバーも3走前ベルウッドミライに完敗は1400m。1700mの前走も強かったように適距離で先行なら差はない。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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