【開催見解】金沢競馬 県営第16回[通算第19回]後半(12/8~10 重賞:中日杯)

2019年12月7日

2019年度・第19回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、12月8日(日)、9日(月)、10日(火)の3日間。

 

8日(日)のメイン(最終10R・発走16時05分)は今年の総決算と言える大一番

 「重賞 第55回中日杯」(3歳以上オープン・2000m・1着賞金500万円)

 長らく2300mで行われていたが、2015年は1900m、2016年からは2000mに。

 過去5年の勝ち馬(2014年2300m、2015年1900m、2016年~2000m)

 2014第50回 ケージーキンカメ(牡3・1番人気)…青柳正義 不良2分31秒0

 2015第51回 グルームアイランド(牡4・1番人気)…吉原寛人 重2分2秒0

 2016第52回 ジャングルスマイル(牡10・2番人気)…田知弘久 不良2分11秒9

 2017第53回 メイジン(牡6・2番人気)…平瀬城久 不良2分11秒3

 2018第54回 ヤマミダンス(牝4・4番人気)…中島龍也 重2分9秒7

 

 かつては3歳馬の好走は少なかったが、2008年にノーブルシーズ、2011年にナムラダイキチ、2014年にケージーキンカメが優勝。斤量差もあるだけに、もう気にならないデータ。

 4歳以上も年齢・性別は不問。ちなみに同じ年に北國王冠(春に試行の2013年は例外)と中日杯を共に制した馬は、近年ではトラベラー、ホシオー、ノーブルシーズ、タートルベイ、ナムラダイキチ、ケージーキンカメと、本物の実力馬だけ。また、百万石賞、北國王冠、中日杯の長距離重賞を同一年で3勝は近年だとトラベラーのみ。

 1番人気馬は過去10年で5勝・2着1回で、馬券圏外は2009年トウショウデザイア(4着)、2016年グルームアイランド(5着)、2017年グルームアイランド(5着)(この3頭は北國王冠好走後)、そして2018年ナガラオリオン(11着・大出遅れ)。人気馬による決着が多かったレースだが、確固たる主役不在の年は波乱に。ちなみに3連単導入後15回のうち万馬券決着は6回で、2006年の397150円(1番人気ブラウトリートが4着、3着ミツアキトッキューが10番人気)、2007年の37210円(1番人気マヤノオスカーが3着)、2009年の16370円(5番人気ゴールデンミションが勝利)、2016年の115180円、2017年80690円、2018年183630円。

 また、前年までに好走歴のある「リピーター」が台頭傾向の重賞でもある。詳細は割愛させていただくが、最も極端な例を挙げれば、ジャングルスマイルの2010年2着→2011年2着→2013年2着→2014年2着→2015年2着→2016年1着。昨年の勝ち馬ヤマミダンス、3着メジャーシップ、そして4年前の覇者グルームアイランドには要注目か。

 

 さて今年のメンバーは

  1番 マヤノガルネリ 寺地誠一(兵庫)

  2番 ブラックビアド 田野豊三(兵庫)

  3番 ムーンファースト  沖静男

  4番 ロンギングルック 吉原寛人

  5番 グルームアイランド 青柳正義

  6番 ティモシーブルー 畑中信司

  7番 メジャーシップ 栗原大河

  8番 ヤマミダンス 中島龍也

  9番 イーゼル 平瀬城久

 10番 トウショウデュエル 吉田晃浩

 11番 フェイマスラブ 葛山晃平

 12番 マイネルリボーン 藤田弘治

 

 様相としては、グルームアイランド、ティモシーブルー、ヤマミダンスの3強ムード。

 展開と充実ぶりからはヤマミダンスを狙いたい。逃げて圧勝した昨年と全く違う馬場ではあるが、どう見ても先行する自分の競馬が難なく叶いそうな顔ぶれ。前走・園田の兵庫クイーンカップ勝ち時もそうだったが、ここにきて馬体も充実し、春~夏よりデキ自体も良くなった印象。そうであれば簡単には捕まらないはずだ。

 百万石賞勝ち、イヌワシ賞2着、白山大賞典5着のパフォーマンスならティモシーブルーも当然有力。前走・北國王冠が負けすぎで評価が難しくなったものの、気性的に難しい馬だけに内枠でレースしづらかったのは間違いない。今度はメンバー的にも枠的にも戦いやすいはず。早く抜け出せないものの、ヤマミダンスやグルームアイランドを射程圏に入れてのレースになりそうで問題なさそう。

 グルームアイランドも北國王冠5着は地元最先着。百万石賞の直前回避後を休養を余儀なくされたが、今季は地元馬に負けておらず健在。中間も順調そうである。近年の課題である勝負所のモタつきを最小限に留めれば4年ぶりの戴冠も十分。

 一角崩しを狙う以下の中では、前開催A1-1の上位馬トウショウデュエル、ロンギングルックか。トウショウは超スローペースとはいえ前走で1900mを克服できたのは大きい。ロンギングも休み明けで一旦先頭の内容は悪くなく、52キロの軽斤量も魅力。

 

 9日(月)のメイン9Rは「令和元年台風第19号被災者支援(特別)」(A1-1・1900m)

  1番 フジノナデシコ 米倉知

  2番 マルカンベルガー 葛山晃平

  3番 エターナルヒーロー 青柳正義

  4番 コスモドーム ▲兼子千央

  5番 コウエイバラノマチ 鈴木太一

  6番 ベルウッドデナリ 堀場裕充

  7番 マインシャッツ 中島龍也

  8番 ミスアンナ 栗原大河

  9番 フクノヴァランス 畑中信司

 10番 タンクティーエー 藤田弘治

 11番 サノラブ 吉原寛人

 

 今開催A1は1900mと1700mの選択が可能。このレース1900mを希望馬はミスアンナ、エターナルヒーロー、ベルウッドデナリの3頭。既成勢力も展開一つに思えるが、そこに3歳タンクティーエーが加わって展開も含めて予想が難しい。馬券圏内の候補は多い一戦。

 フジノナデシコを見直したい。前走は超スローペースのインにハマってしまい動くのが遅れた負け。かなりの脚は使っていたし、デキ落ち云々もなさそう。1900mは崩れ知らず、今度は顔ぶれ的にも流れる見込み。中日杯出走組が不在なら前々走の再現可能。

 元JRAオープンの転入馬マインシャッツも当然注目。大井転入初戦が大敗→出走予定だった浦和JBC競走除外後の当地入りで判断の難しいところはあるが、さすがに一線級不在のここなら格や地力はケタ違い。少々追い不足の臨戦過程でも好勝負可能。

 タンクティーエーはサラブレッド大賞典勝ちや盛岡・ダービーグランプリ2着のパフォーマンスであれば通用するメンバー。前走・名古屋重賞は強敵相手に少々テンに無理した分の大敗。その後の調整ぶりは悪くないだけに揉まれず先行なら。

 エターナルヒーローは取消明けがどうかだが、距離適性と地力はここでも負けない。百万石賞3着馬ミスアンナも1700~2000m辺りであれば展開一つ。マルカンベルガースムーズに動ける展開なら差はないはず。

 

 10日(火)のメイン(9R予定)は「師走特別」(A1-2・1700m)

 ドリームズライン、コスモボアソルテ、デルマアブサン、ハルヲヨブオンナ(回避の可能性あり)、キタノシャガール、ミキノグランプリ、コウエイサムライ、(以上7頭が1700m希望)ヤマショウハヤテ、スマイルゴーイング、が出走予定。(登録のあったフェリシアルチア、ハクサンフラワーは回避予定)

 比較が難しいメンバー構成にはなったが、前開催A1-2(1700m)、前々回A1-1(1900m)の上位馬が優位と見ていいか。

 デルマアブサンはスンナリ先行できればA1通用を前走2着で実証。その勝ち馬ほどの強敵もいないし、前開催パスのローテも予定通りとのこと。枠順がどうかだけ。

 安定勢力であるコスモボアソルテも前走4着とはいえ小差で、1700mの2組なら常に勝ち負け。その前走は当日急遽の乗り替わりで全くのテン乗りでもあった。スムーズな展開にさえ持ち込めれば崩れはないはず。

 元JRA 1600万下の復調を印象付けた5着→2着ミキノグランプリも当然上位候補。できれば前走のように逃げたいところだが、強力同型は少ない顔ぶれ。それなら好勝負。

 徐々に着差は詰めている実力馬ドリームズライン、転入初戦の前走2着で力をアピールしたコウエイサムライも圏内候補だ。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

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