【!】各キャンペーンエントリー状況をご確認下さい

【開催見解】第2回笠松競馬(4/22~25)

2014年4月21日

 4月22日から25日までの連続4日間の日程で「オグリキャップ記念シリーズ」が行われる笠松競馬。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしたい。

 初日はシリーズメインとなる「オグリキャップ記念」。2500mの長丁場に各地からスタミナ自慢が集結し、今年も目が離せない一戦となりそうだ。なかでも注目は金沢のジャングルスマイル。一昨年のこのレースの勝ち馬であり、昨年も2着とコース、距離ともに不安がない。今年で8歳になったが、シーズン緒戦となった地元金沢での前走もきっりち勝ち、年齢的な衰えは感じさせない。となれば、オグリキャップ記念2勝目の可能性は十分。そのほかにも前走で佐賀の重賞「はがくれ大賞典」を勝った兵庫エーシンクリアーや、川崎ウインペンタゴン、サイレントスタメン、高知リワードレブロンの出走が予定されている。全国交流になってからの6年で、当レースは1勝しかしていない地元勢だが、今年はドリームマジシャン、ドリームカトラス、エイシンナナツボシの伊藤強厩舎3頭を筆頭になかなか強力な布陣となった。特にドリームマジシャンは追い切りの動きが上々で、7、4着と期待を裏切ったここ2走と比べるとかなり調子が上向いてきた様子。ここ2走と違い、今回は地元での戦い。輸送のないホームグランドなら前走のように掛かり気味になる心配も軽減されるだけに、地元の意地を見せたいところだ。

 2日目のメインはA-3組と中央500万条件による交流戦「すみれ特別」。もはやこのクラスの中央優位は動かがたいセオリー。しかも今回はサンマルリバティ、スリーロビンソンとすでに笠松コースに好走実績のある馬がいたり、タニノタキシード、メイショウクロシオなど500万条件で上位争いの実績のある馬がいたりと、いつもの交流戦よりもレベルが高い印象がある。フレンチナデシコ、ベニトンボ、ヤマニンデユーンと地元勢も決して弱い面々ではないが、今回の強力な中央勢を相手に勝ち負けまで持ち込めるかとなると微妙な情勢だ。

 3日目はC-12組による「青葉特別」。前走勝ちの好調な素質馬がそろうクラスで、今回も目移りしそうな好メンバーだが、有力なのは前走で1分29秒台をマークしたコスモファステスト、アラビアンドラゴン、リトルマドンナといったところか。なかでもアラビアンドラゴンは中央時により20キロ近く馬体が回復。関係者によればこの体回復が奏功したとのことで、転入緒戦の前走が中央時とは一変した力強い勝ちっぷり。中間も極端な反動は見られないし、移籍直前には障害を使われていた馬だけに、距離が1600mに延びるのも問題なさそう。リトルマドンナは出走予定馬の中で、1400m、1600mともに最速の持ち時計がある。すんなり先行してスピードが生かせる展開になれば、あっさり押し切る場面もありそう。

 4日目はC-1組の「花吹雪特別」。こちらも3日目同様に前走で勝ち鞍を挙げた馬が集う一戦。しかも3日目よりクラスが上なぶん、力のある馬が多くかなりハイレベルなレースが期待できる。なかでも中心は前走でこのクラスを勝ったシャドウゲームだ。1組に相手強化され、なおかつ距離も1800mとなった前走も快勝。これで無傷の3連勝。まだ底を見せていないのは大きな魅力だし、中間の気配も引き続き良好。今回は前走以上の好メンバーになったが、それでも期待感の方が大きい。前走で1分28秒台をマークしたバトルヴイナイン、ホウショウキングも注目の存在。どちらも自在なレースができるうえに、1600mにも好走実績があり距離延長は苦にしない。特に兵庫からの転入緒戦を9馬身差の圧勝で飾ったホウショウキングの前走内容は圧巻だった。同じく兵庫からの転入緒戦を快勝したスタンドオントップも楽しみな1頭。走破時計こそ1分29秒3だが、上がり3ハロンは36秒5と抜群の切れ味を発揮。あの走りができれば、特別でも通用するだろう。そのほかにも、トーセンメンソーレ、マルヨコマキ、イナズマデーア、ホークオブサミットと特別を勝てるだけの素質を持った馬がずらり。波乱ムードが充満している。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞