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【開催見解】第6回笠松競馬(6/30・7/2~7/4)

2014年6月29日

6月30日、7月2日~4日までの4日間の日程で「サマーカップ(SPIII)シリーズ」が行われる笠松競馬。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 まず初日はB-1組の「飛水峡特別」。注目は前走このクラスで人気になりながら5着に敗れたポールシッターの巻き返しなるかだ。「ゲートの所作が悪くてチグハグな競馬になった」と陣営が語る通り、位置取りが悪くなったのを取り返そうとしたぶん、道中は外々を回るコースロスがあった。転入緒戦のように2番手すんなりなら反撃十分とみた。好調さならレインボーオーラが筆頭格。2走前で1600mの自己ベストを更新しての2着。そして前走が強敵相手に堂々の逃げ切り勝ち。元々、夏場に強いタイプだけにここも期待が持てる。そのほかにもレリシェス、アキノセイレンと前走で勝ち鞍を挙げた好調馬がいて目が離せない。

 2日目はA-3組による「恵那峡特別」。中央との交流戦に編成されることが多いクラスだが、今回は東海公営勢のみの編成だけに、有力どころはきっちりモノのしておきたいところ。勢いという点では激戦区のB級を勝ち上がってきた昇級組に目がいく。マルカリードはここ3走、B-1特別で2勝、2着1回。安定した先行力と粘り腰でここまで勝ち上がってきた。時計的にも互角なだけに、持ち前のしぶとさを発揮してくれそう。この馬を5月26日に破っているのがシャドウフェアリー。転入後、笠松では(11101)の戦歴を誇っており、潜在能力はA-3組に入っても十分に通用するはず。先行力ではマルカリードより劣るものの、コンスタントに上り37秒台でまとめられる末脚は大きな武器だ。A級既走組も前走中央交流で見せ場を作ったサンマルジュエリー、ケイアイアレスなどなかなか有力な布陣。好調馬と実績馬が白熱したガップリ四つの戦いを繰りひろげそう。

 3日目はシリーズメインとなる「第37回サマーカップ(SPⅢ)」。金沢からパープルキング、キーパーが参戦予定で興味は尽きないが、このレースの注目は何と言っても3歳牝馬のリックタラキチだ。兵庫、金沢からかなりの強敵が参戦してきた前走のクイーンカップ(SPⅢ)を3馬身差の快勝。しばらく続いていた、地方交流重賞での笠松勢の連敗をストップしてくれた。また、馬場が軽かったとはいえ、1600m1分40秒3は3歳牝馬としては出色の好時計で、古馬が相手でも十分に通用するレベル。堂々とここへ矛先を向けてきた陣営の意気込みも評価したい。対抗する古馬勢ではやはりドリームカトラスの底力に目がいく。前走ではこの距離のオープンを快勝とスピード競馬もこなせることを証明したのも心強い。前走後、1カ月半ほど間隔が開いたが、4走前には約3カ月半ぶりを快勝しており、鉄砲は問題ない。2走前にはオグリキャップ記念で0秒4差の4着に健闘するなど、全国区の地力を誇る馬だけに、3歳牝馬の挑戦をあっさり退けても不思議はない。そのほかにも前述の金沢2頭、スピード自慢のコロカムイ、差し脚堅実なエーシンハダルが虎視眈々と上位をうかがっている。

 4日目はC-1組による「付知峡特別」。毎度おなじみ、前走で勝ち鞍を挙げた好調な素質馬が集まるクラスだが、今回もかなりの好メンバー。そんな中でも一枚上の能力があると思われるのがヤマニンデリシュー。攻め馬ではうるさい面を見せているが、レース前のパドックではそんな素振りは見せず大人しく落ち着きがあり、陣営もすっかり手の内に入った様子。転入後の4走で2着馬につけた着差が合計26馬身。時計面もC級レベルを超越しており、1組に上がってもまともなら負けるとは思えない。前走でこのクラスを勝ったノンブルドールもいつもの特別ならもちろん有力な素質の持ち主。スピードだけならヤマニンデリシューにも劣らないので、1400mの今回は負かす可能性もあるが、逆につぶされるような展開になることも想定しておきたい。ならば自在性のあるホウショウキングや差し脚好調なエンバーゴあたりに期待する手もある。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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