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【開催見解】第1回笠松競馬(4/1~5 重賞:新緑賞)

2016年3月31日

 4月、新年度になって最初の笠松けいばは1日、4日、5日の3日間の予定で「新緑賞シリーズ」前半戦が行われる。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 

 まず初日はシリーズメインとなっている3歳重賞「第42回新緑賞」。春の3歳SP1戦線を占う一戦だが、中心はここ2走、スプリングカップ、新春ベガサスカップと重賞を連勝中のカツゲキキトキトで問題なさそう。笠松でデビューしたころは気性面の若さが目についていたが、名古屋に転じてから心身ともに成長。確実に自分の力を出せるようになったのは大きい。ここも持ち前の息の長い末脚できっちり抜け出してくるはずだ。迎え撃つ笠松勢で注目なのはメジャーヘンリー。中央馬優位の3歳交流戦で連続3着。特にハイレベルな中央勢がそろっていた前走は高く評価できる。重賞初挑戦となるが、前走時計や中間の熱心な調整ぶりからみて、即通用しても不思議ない。メディタレーニアンは昨秋のジュニアクラウンで3着の実績馬。約5カ月半ぶりとなった前走こそ6着に終わったが、そこそこの末脚は使えており、素質の一端は感じた。「ひと叩きした上積みはあると思う」との声も陣営から聞こえてきており、変わる余地は十分だ。そのほかにも堅実なメガホワイティ、前走快勝と好調モードのマユノジャスターなど伏兵も多彩で、白熱した好レースが期待できそうだ。

 

 2日目はC-12組による「臥龍桜特別」。前走で勝ち鞍を挙げた勢いのある馬が多くそろうクラスだが、前走時計で目を引くのは1分30秒3をマークしたキョウワディアナ。再能試明け初戦こそ伸びあぐねて4着に終わったが、叩き2走目となった前走で見事に一変。これでさらに勢いづくことは間違いないし、元々が自在な競馬ができて大崩れの少ないタイプ。今回は距離が1600mに延びるが、難なく対応してくれそうだ。前走で上がり37秒3のシャープな脚で差し切ったカツゲキビレッジも距離延びて持ち味が生きそうだ。初距離の時も4着にまとめていただけに、今度は馬券圏内を期待したくなる。エイシンパサートは2走前に特別で2着とクラスの壁はない。初距離の前走は直線で失速したが2走目なら踏ん張りがきくはずだし、同じく前走で特別4着だったマインツも徐々に1600mになれている。平場から勝ち上がってきた面々に底力で立ちはだかる可能性は十分にあるだろう。

 

 3日目はA-1組・B級以上オープン「東海クラウン」。まず注目したいはオープン初挑戦となった前走で3馬身差の快勝を飾ったウォースピリッツ。目下4連勝と勢いはとどまるところを知らないし、攻め馬の気配はさらにアップ。さらに連勝を伸ばす可能性は十分だ。前走、園田の重賞・六甲盃で0秒3差の4着と見せ場たっぷりだったクワイアーソウル。「勝負どころで何度も前が詰まって…」と尾島調教師が振り返る通り、ほんの少し展開が向いていたら勝機もあったのではないかと思えるほどの好内容。あの走りができれば地元のオープンなら勝ち負けになって当然だ。いまのところ出否は微妙ではあるが、東海菊花賞、東海ゴールドカップなど多くの重賞を勝ってきた古豪マヤノクレドも出てくれば地力で格好つけるだろうし、笠松で3勝、2着1回の実績があるアップアンカーと今回も名古屋勢はなかなか強力な布陣で、これらの動向からも目が離せない。さらに中間もバリバリ乗り込んでいるヒルノクオリア、3走前に東海クラウン2着のベアファースト、転入以来、好タイムで連勝中のアラートミノルなど下のクラスから挑戦してくる面々も好調さと地力を兼ね備えた馬ばかり。今月28日に行われる「オグリキップ記念」に向けてハイレベルな前哨戦となりそうだ。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

                                競馬東海

 

 

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