【開催見解】第21回笠松競馬後半(3/22~24)

2017年3月21日

 3月22、23、24日の連続3日間、「弥生シリーズ」の後半戦が開催される笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていく。

 

 22日のメインはB-1組の「孟春特別」。前走で勝ち鞍を挙げた実力と好調さを兼備した馬が集まって楽しみな一戦だが、中でも注目は前走でこのクラスを快勝したマイネルデュエル。サッと2番手につけられたとはいえ、人気馬を完封した内容は文句のつけようがない。ここ4走で3勝と充実ぶりではこのメンバーでも屈指といえる。前走で1分27秒8の好タイムをマーク、3組ながらかなりの好メンバーを相手に3馬身差をつけて快勝したセブンサムライも素質は十分。「前走が強かったですし、中間も順調」と島崎騎手は体調面の良さをアピール。相手強化になるが7勝を挙げている得意の1400mなら連勝も十分だ。名古屋からはエイシンランチャー。転入初戦こそ大崩れしたが、その後は2,2,1着。笠松向きの先行力もあるので、積極策からの粘り込みを期待したい。そのほかメイプルレジェンド、コパノサムタイムは攻め馬の動きが上々で好ムードにある。

 

 23日はC-12組による「春色特別」。ここでの中心はセルデューク。多少、展開が向いた面はあるにせよ、中団キープから直線で後続を一気に突き放した脚は目を見張るものがあるし、1分31秒0の勝ち時計もメンバー中では一枚上のもの。自身の力さえ出し切れれば、仮に不向きな流れになっても問題あるまい。末脚の破壊力ならベルラヴォーロも負けていない。出遅れることが多くどうしても差し遅れの危険はつきまとうが、4走連続で38秒台の上がりでまとめているように、決め手だけならもっと上のクラスで通用するものがある。前半の位置取りがもう少し良ければ差し切りまであり得る。ジェミナは転入後2走して2,1着とまだ底を見せていないのが魅力。時計をどこまで詰められるかが課題だが、前半にある程度ついて行ければチャンスはある。特別居残り組ではフジノシラユキに注目。1600mでは流れ込むのがやっとだが、掲示板前後には顔を出せているし気配は決して悪くない。過去の連対すべてを挙げた1400mに戻ったここは変わり身期待。

 

 24日はA-1組・B級以上オープンの「第3回笠松町長杯 東海クラウン」。まず有力視されるのは前走で当地のオープンを勝っているヴェリイブライト、ゴールドブラザー、そして当地向きのスピードがあるワンダフルタイム、久々ならが実績十分のトップライアーといった名古屋勢。登録頭数の関係で何頭かは抽選休みになりそうだが、出走できた馬は即、勝ち負けと考えていい。迎え撃つ地元勢も多士済々。名古屋勢不在だったとはいえ前走のA-2組を快勝したナスノアオバ、B-2組を勝ったばかりとはいえすでに各地の重賞で善戦の実績があるシークレットオース、同じくB級の身ながら中央での実績や転入後の勝ちっぷりからオープンでもやれそうなマズルファイヤーは上位争いできる地力の持ち主だ。特にナスノアオバの森島騎手は「気難しい面はありますが、集中して走ってくれればここでも通用するものはあります。自分はまだオープンを勝ったことがないので狙っていきたい」と意欲満々だった。さらに、転入初戦で未知の面はあるものの、ディアゴッホも中央1000万条件でモマれてきた馬。当日の仕上がり次第では初戦から好勝負可能とみる。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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