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【開催見解】第2回笠松競馬(4/24~28 重賞:オグリキャップ記念)

2017年4月23日

4月24日からスタート、1日置いて26日、27日、28日の4日間の日程で「オグリキャップ記念シリーズ」が行われる笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 

 初日(4月24日)はB-1組の「菜の花特別」。ここでの中心は中央からの転入初戦を4馬身差の快勝で飾ったウインウェルス。前走比22キロ増の馬体ではあったが、「太い感じはなかった」と佐藤騎手。その言葉通り直線では後続を突き放す一方。叩いてさらに気配が上向いているだけに相手強化のここでも連勝十分。平場の3組とはいえ、豪華なメンバーがそろった前走を勝ったエメラルドクイーンも実力上位の1頭。ベストは1400mだが、追い切りの動きは迫力満点で「体調は良さそうです」と筒井騎手。極端にモマれなければ1600mでも楽しみ。そのほかにもミスタービン、ヤマニンデリシュー、ドリームダークアイ、シエロアスールなど前走で勝ち鞍を挙げた好調な実力馬が多く、ハイレベルな戦いが期待できそうだ。

 

 2日目(4月26日)はA-3・B-3組による「すみれ特別」。中央交流戦に組まれることも多いクラスだけに地方馬限定のここは各陣営とも鬼の居ぬ間に勝っておきたいところ。中でも前走で中央勢を相手に2着と健闘したライスエッグはここでは実力上位。持ち前の鋭い末脚できっちり差し切るか。前走A-2組でディーセントワークも底力は十分だし、決め手という点でもライスエッグと互角のものがある。追い切りで抜群の動きを披露したのがネイバルエンスン。今回は1800mといささか距離が長い印象だが、体調そのものは上向いてきただけに不気味だ。そのほかにも近況好調なカンテラガール、コパノサムタイムも差のない存在だ。

 

 3日目(4月27日)はシリーズメインとなる全国交流重賞「第26回オグリキャップ記念」。2500mの長丁場に今年は金沢、兵庫、高知、佐賀からスタミナ自慢が遠征してきたが、今年の主役は何と言っても名古屋のカツゲキキトキト。前走、東海桜花賞は兵庫トウケイタイガーに完敗の2着。確かに相手も強かったが、距離不足が大きな敗因だったのは明らか。名古屋大賞典、東海桜花賞、そして今回と1カ月足らずで3走とローテーションはきついが、予定の行動でもある。中・長距離なら中央交流重賞でも善戦できる地方屈指の実力馬だけに、ここは落とせない一戦だ。相手筆頭は佐賀のウルトラカイザーか。今年に入って2000mで3走して(2)(4)(1)着と安定しているし、前走では2番手から快勝しているように笠松向きの先行力があるのは見逃せない。2012年4着、2014年1着、2015年1着、そして昨年は2着とオグリキャップ記念の顔とも言えるのが高知リワードレブロン。3走前の佐賀記念は仕方ないとしても、地元高知で(6)(7)着に敗れたここ2走を見ると本調子にない可能性もあるが、得意の舞台で一変があっても驚けない。さらにアサクサポイント、マヤノカデンツァの名古屋勢、金沢トニーポケット、高知ミッキーヘネシー、兵庫キングブラーボも実力十分。頭はカツゲキキトキトで一強ムードだが、馬券的にはかなり楽しめそうだ。

 

 4日目(4月28日)はC-1組の「花水木特別」。前走勝ち鞍を挙げた将来性豊かな好調馬が集まるクラスだが、今回も目移りするような好メンバー。中でも勢いはここ5走で4勝、前走でこのクラスを勝った実績のあるワンソックワンダーが一番。「大型馬だけにゴチャつくと不安もあるけどね」と陣営から心配する声はあるものの、前走を見る限り特別に入ってもスピードの絶対値は上位だし、距離を克服できたのも大きい。ここもハナさえ切れればそのまま押し切りそう。カシマホープスターは先行・差しと自在な競馬ができるのが魅力。4走前に1600mの特別で4着に敗れているが、悲観する内容ではなかったし、距離2走目の上積みが見込めるここは好勝負を期待したい。さらに1600mの前走で4馬身差と圧勝し、距離適性の高さを感じさせたオロフィナアスール、好位から手堅い競馬でめったに崩れないギオンショウジャも上位争い必至の地力があり、一筋縄では収まらない可能性を秘めている。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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