【開催見解】第3回笠松競馬(5/8~12)
第3回笠松競馬「鵜飼シリーズ」は5月8日(月)、10日(水)~12日(金)の4日間開催。順に各日のメインを紹介していきたい。
初日はB-1組「鵜飼特別」。ここは前走が強かったメガホワイティ。4走前にこのクラスにもメドがついているし、外枠なら変幻自在に対応してくれそうで、軸にはぴったりだ。対するマラカイトスターも前走、好時計勝ちして勢いは十分。きっかけをつかんだだけに連勝の目も。単穴はマユノジャスター。末脚に定評のある馬だが、それにしても前走はよく切れていた。他では名古屋から参戦したアグネスザルーツ、先行しぶといラフレシア、リズヴェーリョなど。
2日目はA-3組・中央500万「初夏特別」。中央優位の鞍だが、今回の地元勢にはチャンスがありそうな馬がちらほら。オープンで勝ち負けできるハイジャ、ナスノアオバを筆頭に、キングスクルーザーやカラジャスも決め手があり3着なら可能性を秘める。ただ、順当に狙うなら500万条件で好勝負を演じているカバトット、フラワーファーストを中心に、叩き2走目で臨むリヴァイタライズ、距離が合いそうなジャーマンアイリスなど、やはり中央馬になるか。なお、本日は「2017ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)トライアルラウンド」が2鞍用意されているので、こちらもどうぞお楽しみに!
3日目はB-6組「屋形船賞」。近走の充実ぶりからすると、ヴィストーソが勝利に一番近い存在か。距離不問、展開不問のレース巧者で今、気配もなかなか目立つ1頭だ。馬券は相手探しに没頭したいが、条件が緩和したシエロアスール、堅実な取り口が魅力のキャニオンカメリアあたりが一歩リードしている印象。平均ペースに強そうなカツゲキエース、再転入してきたスーパーフレアもヒモ穴に一考したい。
4日目は東海クラウンだが、人気の中心はゴールドブラザーだろう。すでに実績を出している鞍だが、とにかく2走前が強かった。一線級不在のオープンなら力が違うと思われるし、ここもきっちり答えを出してきそうだ。相手はマッシヴヒーローに注目。1400mは初戦で好時計勝ちしているように適性十分だし、中央2勝の実績なら互角の評価が必要だろう。他には好調さでカンテラガール、距離魅力のトキノベラトリクスなど。
(文:競馬東海 寺澤 正勝)