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【開催見解】第6回笠松競馬(6/26~30 重賞:クイーンカップ)

2017年6月25日

6月26日、28~30日の4日間、「クイーンカップシリーズ」が開催される笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 初日はB-1組の「穂高特別」。注目は昇級戦になるが、目下5連勝中と勢いのあるベルボーム。「ハナを切ると道中の掛かりがひと息」と山下騎手が振り返った通り、逃げた前走はそれまでの連勝時ほどの圧勝ではなかったが、目標にされながら押し切るあたりが能力の高い証拠。相手強化のここでも好位づけができれば互角以上にやれるはず。転入後2、1着のコンプリートゲームも実績的にまだまだやれそうな感触。直前の追い切りも上々の動きで特別のここでも大崩れするとは考えにくい。さらに1400mとはいえ前走でこのクラスを勝ったチェダー、久々の勝利で復調ぶりをアピールしたキタノアドラーブル、2走前にベルボームの0秒2差2着に来ているオロフィナアスールなど好調な実力馬が多く、簡単にベルボームが6連勝を飾れるとは言い切れないハイレベルなメンバー構成となっている。

 

 2日目はシリーズメインでもある3歳牝馬の地区交流重賞「第41回クイーンカップ」。金沢からは中央の新馬戦2着のバンダイクブラウン、兵庫からは3連勝中のミスミーチャンを筆頭にハヴアナイスディとなかなかの素質馬が遠征。また、迎え撃つ東海公営勢もすでにスプリングカップ、東海クイーンカップと重賞2勝のメモリーミラクル。園田クイーンセレクション勝ちのカツゲキマドンナ、ライデンリーダー記念勝ちのイスタナ、2走前に園田・のじぎく賞を勝ったアペリラルビーと重賞ウイナーがずらり。中でも「乗りやすくてレースがしやすい」と向山騎手がセールスポイントを語るアペリラルビーが実力的には一歩リードか。連闘に近い日程の上、牡馬相手となった前走の東海ダービーは6着と力負けした格好だが、日程に余裕がある今回は仕上げも順調。地元の牝馬限定戦となれば主役は譲れまい。そのほかにも中間の攻め馬で好馬力を見せているカサマツブライトもいて、混戦ムードが漂う。

 

 3日目はC-15組による「アルプス特別」。前走で勝ち鞍を挙げたリュクスレーヴ、ヴァーティスブルー、キングスナップの好調さに注目しているが、どれも抜けた力はないだけにひと波乱ありそうな予感も。中でも大駆けが期待されるのがリトルスマイル。1600mの前走こそ直線で失速してしまったが、2走連続でハナを切れているように本来の先行力は戻っている。同じ特別でも1400mのここなら粘り込みがありそう。さらにジュンコアー、リン、アクアスクリーンといったバテない堅実派も時計的に互角。うまく流れに乗れれば上位争いできるとみた。

 

 4日目はA-1組・B級以上オープンの「東海クラウン」。前開催のアップアンカーを筆頭にこのところ東海クラウンは名古屋勢が勝ち続けている。この流れを考えると、6月2日の当レースを勝ったヴェリブライト、同じく2着のメモリージルバが有力なのは間違いないところ。今回の笠松勢は一線級が不在で、この2頭がなおさら有利なのだが、カンテラガール、エメラルドクイーン、ルーヴルヴォイス、ゴールドエッグとA-2以下ながら前走を勝ち、勢いのある馬が多くいる。特にカンテラガールは2走前の2着でここでもやれることは証明済み。好位すんなりの展開なら名古屋勢にひと泡吹かせるシーンがあっても驚けない。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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